2017/08/05

第168回 初代 トヨタ・クラウン

第168回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王は、
「初代 トヨタ・クラウン」を紹介しました。

第二次世界大戦が終わって10年。
戦中、そして戦後まもなく自動車生産は始まっていたものの、GHQの政策により
乗用車の生産は制限され、その多くは自動三輪、そして、日産の「オースチン」、
いすゞの「ヒルマン」に代表されるように、海外メーカーの乗用車の、
ノックダウン生産がメインでした。
そうして各社が海外メーカーから技術を吸収する中、トヨタは独自路線での自動車開発を敢行。
戦中からエンジンやシャーシの新開発を続け、1947年には戦後の日本で初となる
完全新設計の小型車、「トヨペットSA型」を発売します。

その後もトヨタは新型車を次々に発表し、金融引き締めによる厳しい制限が課せられる中で、
着実にその技術力を高めていきました。
そして、戦後のトヨタの技術の結晶として、開発されたのが「初代クラウン」です。

開発に先立ち、タクシー市場やディーラーなど、様々な市場調査を行ったトヨタ。
その結果、ボディはアメリカンスタイルを意識した、明るく、軽快なものに。
ボディは、高級感を演出するフロントのメッキグリルにサイドモール、
そして、観音開きのドアが特徴的でした。

搭載されたエンジンは、1952年に誕生した、48馬力の水冷直列4気筒1500ccの「R型エンジン」。
トヨペットSA型に搭載された「S型エンジン」が28馬力だったのに対し、
伝統のOHV式を採用したこのR型エンジンは、燃費はそのままに、
わずか数年で最高出力だけを大幅に引き上げました。

さらに、初代クラウンは目標最高時速を100kmに設定。
新設計のシャーシやフレームボディを使うことで大幅な軽量化に成功した初代クラウンは、
未舗装道路も多かった当時の国内では、未知の領域であった時速100kmをみごとに達成します。
海外の車に引けを取らない性能を強くアピールしました。

こうして、トヨタは、当時、茨の道だった純国産乗用車の開発を成し遂げ、
1955年に「初代クラウン」はデビュー。
日本のクルマ作りのプライドを世界に示し、以降、60年に渡り、トヨタ、そして、
日本を代表する1台となっています。

戦後の純国産車の原点にして、世界に誇る日本のクルマ作りの夜明けを告げた名車、でした。


そんな名車「初代 トヨタ・クラウン」が発売された
1955年のニュースといえば……。

・電気冷蔵庫、電気洗濯機、テレビが「三種の神器」と呼ばれ、憧れの的に
・1円玉、50円玉の発行開始
・自動車を貸してくれる「ドライブクラブ」が普及し始める(現在のレンタカー)
・ドラマ「サザエさん」、「テレビ千一夜」などが放送される

などなど……
あなたの思い出に残っている出来事は何でしょうか?


日本や世界で行われている、ちょっと気になるエコな取り組みやニュースを紹介する
「名車ソムリエ・エコプラス」。

最近、注目を集めているのが紙巻きたばこのリサイクルです。
たばこの吸殻と葉を分離し、殺菌消毒後に巻紙部分を除去。
フィルター部分を他のリサイクル原料と一緒に混ぜて、高温で溶かすことで、
プラスチック加工の原料になる「ペレット」を生成。
さらに葉の部分は堆肥に、巻き紙部分は再生紙の原料として活用されるとのこと。
これまで、吸い殻のリサイクルには膨大な時間と手間がかかっていましたが、
度重なるテストを繰り返すことで従来の数倍の速さと精度でリサイクルすることも可能に。

「ペレット」はクリアファイルや携帯用灰皿などにリサイクルされ、
これまでに1億6000万本の吸い殻から約3万トンのプラスチックが再生されます。


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