2017/08/19

第170回 マツダ・コスモスポーツ

第170回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王は、
「マツダ・コスモスポーツ」を紹介しました。

1920年に創業し、オート三輪で実績を上げ、
四輪自動車市場に進出してきた東洋工業、現在のマツダ。

しかし、トヨタ、日産自動車のビッグ2を始め、ライバルメーカーに比べ、
自動車業界では後発だったマツダ。
「R360」で四輪市場に参入を果たしたものの、
業界で生き残るには独自のセールスポイントを持った乗用車の開発が急務でした。

そんな中、当時の社長、松田恒次が目をつけたのが、ロータリーエンジンであった。
ピストンの往復運動によってエネルギーを発生する、レシプロエンジンに対し、
ロータリーエンジンは回転の容積運動によって出力を得る事で、
高回転までスムーズに回り、静粛性も高く、なおかつ軽量でコンパクトに設計できるはずでした。

マツダは、そのロータリーエンジンの可能性に賭け、ドイツでロータリーエンジンを研究していた
NSU社、そして、技術者のヴァンケル博士と技術提携し、ロータリーエンジン搭載車を
自動車市場での生き残りの切り札にしようと目論みました。
しかし、ロータリーエンジンのメリットは、あくまでも理論上のもの。
また、世界中で長きに渡って研究が続けられるも、ひとつのメーカーとして、
量産化に至っていない事からも、開発が至難の業であることは明白でした。
現に、マツダが開発に向け動き出すと、大きな問題が山積。
特に連続回転によりローターハウジングの内壁に傷が付き、エンジンの回転が低下する
「チャターマーク」は、致命的な欠陥とされ、開発陣の頭を悩ませました。

開発からの撤退もささやかれるほどの難題であったが、様々なテストと研究を行い、ようやく
チャターマークの解消にめどが立ったとき、すでに研究開始から3年以上が経過していました。

そして、開発のスタートから実に4年の歳月をかけ、
マツダ独自のロータリーエンジンはついに完成。
このロータリーエンジンを搭載する、初めての量産車に選ばれたのは、
2シーターのスポーツクーペです。

モノコックのボディは全長4140mm、全幅1595mm、全高1165mm。
コンパクトながら伸びのあるシルエットとクリアカバーをかぶせた丸目のヘッドランプが印象的な
シャープで未来的なスタイリングが特徴だった。
そして、搭載されたエンジンは、アルミブロック2ローターのロータリーエンジン「10A型」。
排気量は491cc×2の982ccで、低回転から高回転までスムーズに回転していくエンジンは、
「乗るというより飛ぶ」と評されるほどの加速性能を誇りました。

そして、1967年、「コスモスポーツ」と名付けられたこの1台は、
世界初の量産ロータリーエンジン搭載車としてデビュー。
自動車市場にセンセーショナルを巻き起こし、マツダはその名を広く知らしめる事となりました。

マツダの開発陣のたゆまぬ努力の結晶として、世界の自動車史に燦然と輝く名車でした。


そんな名車「マツダ・コスモスポーツ」が発売された
1976年のニュースといえば……。

・日本初の国際クレジットカード発行
・「マイカー族」が流行語になるなど、一般家庭での自動車利用が広まる
・「リカちゃん人形」が発売。大人気に
・ミニスカートが大流行

などなど……
あなたの思い出に残っている出来事は何でしょうか?


日本や世界で行われている、ちょっと気になるエコな取り組みやニュースを紹介する
「名車ソムリエ・エコプラス」。

廃タイヤを使ったバッグやスピーカーなどを製造してきた「SEAL(R)」が新たに製造したのが、
使用済みのタイヤチューブを再利用したスニーカーです。

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