みらい図鑑

Vol.73 「竹水鉄砲合戦」 愛知県

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今日の話題は、徳川家康公生誕の地、愛知県の岡崎市で生まれた「竹水鉄砲合戦」です。

竹を使って水鉄砲を作り、ヘルメットの上につけた金魚すくい等で使用されるポイを撃ち合い
ながら、2チームで相手陣地の的を撃ち合うスポーツです。

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そもそも、岡崎市内に多くある竹を活かすために考案されたこのスポーツ、
参加者は、材料を揃えて切るところから始めます。

「竹水鉄砲合戦」の考案者であり、普及に取り組む、
NPO法人「全日本竹水鉄砲合戦協会」、浅見志貴雄(あさみ・しきお)さんに伺いました。

「竹水鉄砲合戦の楽しさは、自分で作って競技が出来る、っていうことだと思います。
皆さん、本当に嬉しそうな顔をしていますし、
これから試合だというようなところのワクワク感が魅力だと思っています。」

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まずは自分で作る。それから遊ぶ。
だからこそ楽しさも倍増する「竹水鉄砲」なのですが、解決したいのは、実は”環境問題”。

「いまの山は、非常に厳しい現状だと思っています。
竹がですね、スギやヒノキの植林してあるところにどんどんどんどん広がって、
立ち枯れしたりとか、非常に悪い環境になっているということで、
森林についても、あまり価値が見込まれないような時代ですが、
竹水鉄砲合戦を通じて竹の消費が生まれることで、森林がきれいになっていくことを
願っています。」

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竹水鉄砲が広がることで、森林の価値を高め、子供たちも楽しめる。
そして、それ見ているお父さんやお母さんも嬉しそうな顔になる・・・。
ハッピーのスパイラルがいつまでも続きますように。

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Vol.72 「シャボン玉」 福岡県

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今日の話題は、「シャボン玉」です。

いまでは珍しくなった”国内産”にこだわって、
安心・安全なシャボン玉を作っているメーカーが福岡県にあります。

創業からまもなく60年の「友田商会」。
シャボン玉製造一筋50周年を迎える研究から、シャボン玉の新たな魅力を発見。
幅広い年齢層に喜ばれる商品を開発しています。

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「友田商会」、代表の友田浩一(ともだ・こういち)さんに伺いました。

「みなさんがイメージされるシャボン玉というのは、
一吹きで、約10玉前後だと思うんですが、一吹きで1000玉も出るシャボン玉もあります。
いっぱい吹きたいなって思う、それがイメージだけではなくて、
実際に出来るというシャボン玉。やってみると楽しいと思います。」

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“幼児の遊び”というイメージがあるシャボン玉ですが、
科学の知識を得られたり、呼吸法の道具であったり、人間関係のツールとしても活躍。
シャボン玉には、ストレス社会の中において、大人の世界でも限りない魅力を持ち合わせている、と友田さんは言います。

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いろんな可能性を秘めているシャボン玉。
友田さんは、ほかにも、色がどんどん変わっていくシャボン玉や、
手袋をはめてお手玉ができるシャボン玉など、
楽しさを伝えるために、さまざまな商品を生み出しています。

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「ひとりのこどもが公園で遊んでいると、やっぱりまわりのこどもが寄ってくる。
そうすると友達も出来るんですよね。
シャボン玉って、みなさん、上を向いて吹かれると思うんですが、
やっぱり空を見ながら、飛んでいくシャボン玉を見て、癒されながら遊ぶんですよね。
それで、笑顔が生まれるんだと思います。」

人と人の間に、自然と笑顔が生まれてくるのがシャボン玉の魅力。
風に乗ってどこからかシャボン玉が飛んできたら、それは幸せのおすそ分けですね。

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