みらい図鑑

VOL.191 「英田上山棚田団の挑戦(後半)」

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世界に注目される「棚田」が岡山県にあるんです。
美作市の上山地区。
千年の歴史を誇る広大な棚田も、過疎化が進み、いちどは、姿を消してしまいました。
「もういちど、あの風景を取り戻したい!」
という想いのもと、
移住者と地元の方々が一緒になって再生に取り組んでいます。

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共同作業すると、仲良くなるじゃないですか?
移住者同士、さらには、地域の方々が、「つながる」という意味で、農業の存在は大きいですね。
農業だけで食べていくのは難しくても、
農業に加えて、みなさん、自分の得意なことを持っている人が来ているんですね。
医療や福祉、デザインや木工。
いろいろ、得意なことを持った人同士が、農業をつうじて、つながっているということに意味があると思います。

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「農業」という共同作業をつうじて生まれるのは、チームワーク!
そう教えてくれたのは、NPO法人『英田上山棚田団』のメンバーである、水柿大地さん。

これまでに息を吹き返した棚田は、かつての、4分の1。
先はまだまだ長いとはいえ、
過疎化した地域に若い移住者が絶えない、と、海外からも注目されています。

『英田上山棚田団』の代表理事、井上寿美さんにも伺いました。

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「棚田の再生をがんばるぜー」で終わりではないんですね。
地域のおじいちゃんおばあちゃんと、農業をとおして、交流しながら、ずっと楽しく暮らせるにはどうすればいいか。
そういうことを、みんなで、考えています。
棚田をつうじて米作りをしたら、それを、商品化してブランディングしたいというメンバーもいます。
植物に詳しいメンバーは、ハーブティーをつくっています。
医療に強いメンバーもいます。
「地域をなんとかしたい」ということではなく、いかに、楽しく、それぞれの得意なことを暮らしの中で活かせるのか。
そう考えているんです。

私の場合も、農業をしたい気持ちだけではありません。
冬の間、間伐をしたら、そこで出た木材で製品を作っています。
棚田と地域を通じて、
自分たちが面白いと思うことをやっています。

今年も新しいメンバーが3人移住してきました。
1人は、狩猟がしたい、と言って、ビーフジャーキーならぬイノシシジャーキーを作ろうとしています。
1人は、染物がしたいと言って、先日、藍染体験をしました。
どんどん新しい人が入ってきて、
そして、その人たちが、ここで新しくて楽しいことを広げていってくれている感じですね。

1人だと楽しさは半減しますが、仲間と一緒にやるから楽しさは倍増します。
この場所に移住した方だけでなく、
全国各地に仲間がいることを幸せだなと思っています。

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それぞれに、、、得意なことを持った人同士が、、、「棚田の再生」、という共同作業でつながりあって、
過疎化した地域に、
これまでにない「いくつもの新しい産業」が生まれているんですね。

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「英田上山棚田団」が見据える未来に共感する輪は、どんどん、広がっています。

そのひとつが、「チーム エナセーブ 未来プロジェクト」。
ダンロップと日本ユネスコ協会連盟が協働しておこなっている環境保護活動なんですが、
先日、プロジェクトのメンバーが集まって、
「棚田のまわりの石垣を清掃する活動」をおこないました。

「チーム エナセーブ 未来プロジェクト」について、
住友ゴム工業株式会社 リテール部の部長 志賀美也さんに伺いました。

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稲刈りの時期も終わりましたので、今日は、みんなで、棚田のまわりの石垣を清掃しました。
今回は、岡山県・美作市の上山地区での活動ですが、
じつは、美作市には、ダンロップのテストコースがあることもあって、地元の社員が多く参加しています。
地元の自然環境や、人々の安全な生活を守るために、
この上山地区に定期的に訪れるだけでなく、様々な活動を行っています。

例えば、美作市大芦高原では、従業員が地域の皆様と一緒に集めた「どんぐり」を育てて、
郷土の森作りを推進する「どんぐりプロジェクト」を実施しています。

「チーム エナセーブ 未来プロジェクト」は、
岡山県だけでなく、日本全国、さまざまな場所で取り組みをおこなっています。

「チーム エナセーブ」というのは、低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの売上の一部を活用して、
DUNLOPと、その商品を使っていただくお客さまが、一緒になっておこなっている環境保全の活動です。
具体的に言うと、2つの活動があります。
1つが、今回おこなっている「チームエナセーブ 未来プロジェクト」です。
これは、100年後の子供達のために日本の美しい自然や文化を残していくことを目的に、
2013年から日本ユネスコ協会連盟さんと一緒に活動を行っています。
もう1つが、タイとインドネシアでマングローブの植樹を行う「チームエナセーブ グリーンプロジェクト」で、
2009年から昨年末までの植樹本数は120万本を超えています。

「未来プロジェクト」に関して言えば、今年で7年目。
今後も100年後の子供たちのことを想い、
美しい文化や自然を未来へ繋ぐお手伝いをしたいと考えています。

そして、今年、ダンロップは、「事故のない毎日をつくりたい」というブランドメッセージを訴求しています。
その一環として、全国で毎年タイヤの安全点検を実施しています。
今年で12年目、点検も10万台を超えました。
じつは、毎回およそ3割の車のタイヤに不具合が見つかっているんですね。
定期的なタイヤ点検の大切さを、ドライバーのみなさまに、少しずつお伝えしながら、
地域にも寄り添いながら、地域の安全を守る、
そういう活動を今後ともしっかり続けていきたいと思っています。

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ちなみに、、、英田上山棚田団の合言葉は、「やったらいいやん!」。
子供からお年寄りまで、
世代を超えた多くの方々が、里山で、楽しく、豊かに暮らせる未来はすぐそこです!

VOL.190 「英田上山棚田団の挑戦(前半)」

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わたしは、岡山県・美作市の上山地区に行ってきました!
ここには、かつて、日本最大級の棚田がありました。
高齢化と過疎化が重なって、
びっしり、階段状に並んでいた水田は、いつしか姿を消してしまいました。

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「もういちど、あの風景を取り戻したい!」
そんな想いのもと、
移住者と地元の方々が一緒になって棚田の再生に取り組んでいます。
取り組みがスタートして12年が経ちました。

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少しずつ、少しずつ、生い茂った草を刈って、米作りを始めました。
棚田を再生して作った米は、
ステキな物語が詰まった美味しい米として反響を呼んでいます。

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棚田再生の中心にいるのは、
「英田上山棚田団」。
老若男女が里山で豊かに暮らせる未来に共感する輪も広がっています。

そのひとつが、「チーム エナセーブ 未来プロジェクト」。
ダンロップと日本ユネスコ協会連盟が協働しておこなっている環境保護活動ですが、
先日、プロジェクトのメンバーが集まって、
「棚田のまわりの石垣を清掃する活動」をおこないました。

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本来であれば、新米の収穫をしていただこうと思っていたんですが、
農業は天気にも大きく左右されます。
今年は、収穫時期が例年に比べて早くなったんですね。

それで、今回は、地味だけど大切、という「石垣の清掃」をみんなですることにしました。
ここの棚田は何百年前に作られたもので、段々の田んぼは、石垣によって壁が支えられているんですね。
ずっと放置されていたので、草が覆いかぶさってしまうと、根っこが入ったりして、
石垣を崩してしまう危険性があります。
そのために、定期的にメンテナンスをして、健全な石垣を残していかなければならないんですね。

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教えてくれたのは、NPO法人英田上山棚田団の梅谷真慈さん!
辺り一面、石垣を覆っていた雑草ですが、
みんなでチカラをあわせることで、あっというまにキレイになっていきました。

プロジェクトのメンバーは、1年に2回、この棚田で環境保護活動を手伝っています。
頼もしいサポーターです。
家族で来て、毎回の活動を楽しみにしている方もたくさんいます。

大自然の中で汗を流すと、家に帰っても、家族の会話が広がっていく!
ステキですよね。

そして、この棚田、「地域活性化」という面で、世界から、注目されているんです!
来週、くわしく、ご紹介します。
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