みらい図鑑

Vol.22 「沖縄コーヒー」 沖縄県

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コーヒーといえば、ブラジルが生産量世界一。
南国で生産されるイメージがあるとおり、世界のコーヒーは、「コーヒーベルト」と呼ばれる
赤道を中心としたエリアが主な産地になります。
そんな中、かろうじて栽培ができる北限の土地があるんです。
それが、日本の沖縄。



沖縄本島でコーヒー栽培の研究をはじめて27年。
「沖縄コーヒー生産組合」、組合長の宮里直昌(みやざと・なおまさ)さんのお話です。

「コーヒーは沖縄の厳しい自然が相手ですから、大変、難しいですね。
まあ、最近は若い人が来てくれていますし、
みなさんコーヒーの話をすると目が輝いてウキウキしている。
ちょっと前までは定年をした方々が多かったんですが、
最近は30代40代の方が多いですね。」






この北限の地、沖縄は、世界的に見ても珍しいエリアで、
コーヒーの木にとって冬の寒さが厳しい環境ですが、
日本の寒い冬に耐えたコーヒーは、特徴ある味が作り出せる、、、
そんな可能性が秘めているといいます。





宮里さんの挑戦は、国産のコーヒーを栽培して収穫するだけではありません。
いかに美味しいコーヒーを作るか。
研究開始からもうすぐ30年。
そんな宮里さんの挑戦に、多くの若い方が集まっています。

「沖縄の農業にインパクトを与えて、沖縄ブランドとして、全国、そして全世界に、
沖縄コーヒーを出荷できて、美味しいコーヒーがあるというコーヒーの名産地にしたい
ですね。」



沖縄にコーヒーの木が持ち込まれて、およそ90年。
台風の多いこの土地で、コーヒーを安定的に生産するために多くの先人達が努力を重ねて
きました。

そんな沖縄コーヒー、早ければ今年か来年にも全国へ販売できるという嬉しい情報もあります。
日本が誇る美味しい沖縄のコーヒー、その香りを世界中に届けたいですね。

Vol.21 「薩摩切子」 鹿児島県

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その見た目から涼を感じることのできるガラスの器。
暑い夏には手元に置いておきたいですね。
今日のタカラモノは、「薩摩切子」です。

日本を代表する鹿児島生まれのガラス細工として知られるのが、江戸末期に誕生した「薩摩切子」。
しかし、100年以上の間、製造が途絶え、幻の工芸品となっていました。



現代に復活したのは、30年前。
「薩摩切子復元」という一大プロジェクトがスタートしました。

薩摩切子を現代に復活させた、美術作家、中根櫻龜(なかね・おうき)さんのお話です。

「はじめて本物の薩摩切子を見て、
“すごいな、江戸時代の人がこんなものを作ったんだ”という感動がありました。
当時のままの姿を復元したいと思いました。
そして、現代の生活に合う、現代の薩摩切子を次に作りたいと思いました。」



薩摩切子は、透明ガラスの表面に色硝子を厚くかぶせた二層の合わせガラスの素材を使って、
切り込みで模様を入れていくのですが、
その際に、色ガラスと透明ガラスの境が曖昧になるグラデーションが生まれます。
このぼかしのあるカットガラスが薩摩切子最大の魅力だと、中根さんは語ります。

「薩摩切子はやはり晴れの日の器だと私は思っているんですね。
華やかな素材です。
私は是非、次の100年まで、次の世代にきっちりと受け継いでいきたい。
そんな想いを抱いております。」



カット模様に奥行き、柔らかさ、手作りの温かみをぼかしで生み出し、
他のカットガラスにはない独特なポイントがあるそうです。

色鮮やかで、まるで宝石のようなガラス細工の薩摩切子。
日本が世界に誇る工芸品として、末永く伝承していってほしいですね。

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