みらい図鑑

Vol.3「駄菓子問屋」東京・日暮里

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「駄菓子屋でね、みんな和気あいあい食べたり、お話ししてね、子どものストレス解消でしょ。
子どものとき食べたお菓子っていうのは、大人になっても懐かしくて来るの。みなさんね。」
と語るのは、東京都荒川区・日暮里にある駄菓子問屋「大屋商店」を営む大屋律子さん。
駄菓子問屋
この地域にはかつて「日暮里駄菓子屋横丁」と呼ばれた駄菓子問屋街がありました。
1950年代から1970年代ごろの最盛期には160軒もの問屋が軒を連ね、
子供たちの憩いの場として栄えたエリアでしたが、
平成になって、駅前の再開発や店の経営者の高齢化により次々と閉店。
現在、残っているのはたった1軒のみになりました。それが「大屋商店」。

大屋商店の歴史はおよそ68年。
日暮里に唯一残る老舗駄菓子問屋ということで、昔を懐かしむ大人や子供連れ、
駄菓子屋を営む同業者、夏祭りの仕入れなど、全国からいろんな人がこの店を訪れます。

昔は銭湯もたくさんあって、いろんな人の輪があった。
それがビルの立ち並んだ現在ではお年寄りも少なくなり、コミュニケーションの場がなくなってしまった。だから元気でいられる間は、自分の健康のためにも店に立ち続けたい。
そんな気持ちを持ち続ける大屋さんは、今でもお店の駄菓子はひととおり全部食べるんだそうです。

「そうでないと人におすすめできないでしょ。
今、一番のおススメは、あんこ玉、麩菓子、きなことか。昔ながらの。
おじいちゃんおばあちゃん来ると、こうやって、お孫さんに買ってあげるでしょ。
それがまた楽しみなんでしょうかね。」
駄菓子一筋で半世紀。
おじいちゃんおばあちゃんと、子供や孫をつなぐ、町の駄菓子屋さん。
まわりの景色が変わっても、そこに生まれる笑顔の輪は変わることなく未来へとつなげていきたいですよね。

Vol.2「ジーンズ」 岡山県倉敷市

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ジーンズ

今回ご紹介するタカラモノは、岡山県倉敷市で生産されているメイド・イン・ジャパンの
「ジーンズ」です。

ジーンズといえば外国産というイメージが強いかもしれませんが、
日本でも質の良い国産ジーンズが古くから生産されていて、その発祥地が岡山県倉敷市。
「デニムの聖地」と言われています。

昔から綿花の栽培が盛んなこの土地では、綿を利用した木綿繊維業が発展、
日本でも有数の繊維産業の地として成長しました。

岡山で初の国産ジーンズが発売されたのが1965年。
デニム生地の生産、縫製、洗い加工など、各工程に関する多くの企業が生まれ、
その品質の高さから、世界からも注目を集める産業へと発展を遂げました。





現在、岡山には数多くのジーンズメーカーがあり、
熱い志を持ったいくつかのメーカーが集結して「岡山デニム共同組合」を設立。
ジーンズを岡山の文化として高めていくことによって、地域の活性化にも一役買っています。

そのうちのひとつ、「Klax-on」でつくられているのが「倉敷天領デニム」というブランド。
オーナーの浜本とおるさんにお話を伺いました。

「ぼくたちの会社では”倉敷天領デニム”というジーンズを作っています。
糸、生地、シルエット。いまの世の中では非効率的と言われるのかもしれませんが、
徹底的にこだわりを持ったデニムです。
毎日履くものだからこそ、カッコいいだけでなく、その生産過程にも、
おもいっきりこだわったジーンズを作りたいと思っています。」



通常のファッションに捉われない、慣れ親しんだライフスタイルの一部に成りえるような
ブランドを目指しているという倉敷天領デニム。
その発信基地である倉敷が世界に誇る日本のジーンズ、
世代を越えて100年後も愛される1本をこれからも数多く生み続けてほしいですね。

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