みらい図鑑

VOL.132 「無料スーパー」 東京都 



今回は、「無料スーパー」の話題です。

無料のスーパー???
なんだか、とても気になりますよね。
日本では初めてとなる、
「無料スーパー」が、去年、オープンしました。

場所は、東京の多摩市です。

どういうことかというと、家庭や企業から寄付された食品を、
月に1回、棚に並べて、
必要な方へと無償で提供する試みです。



ズラッと、いろんな食品が並んでいますよね。
カップ麺や缶詰。
さらにはお米や野菜などもあります。

このイベントを主宰するのは、
NPO法人「シェア・マインド」。
代表理事の、
松本靖子(まつもと・やすこ)さんにお話を伺いました。



「いま、日本では多くの食品が捨てられています。
フードロスという言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
これはものすごい量になるんですね。
“日本国民全員が、お茶碗一杯の食べ物を、毎日、捨てている“
そんな計算になります。
もしも、それが、みんなに行き渡れば、
いま、お腹をすかせている方は、食べられることになりますよね。
ところが、現実は、行き届いていません。
お互いをつなげる「フードバンク」の存在も知られていません。
どうしたらいいかと考えて、
「無料スーパー」という取り組みを始めました。
いまは、「無料スーパー」は、週1回のペースで開催しています。
家庭で余らせている食べ物が、
もっと集まれば、毎日、できるかもしれません。
そんな目標も持っています。
開催している中で、すごく心がけていることがあります。
どんな方にも気軽に利用して欲しいということです。
たとえば、「お困りの方、どうぞ」と言われても、
本当に困っていても、なかなか、使いづらいと思うんですね。
困っている方も、そうでない方も、
どんな方でも気軽に来られる場所にしたいんです」



「毎日の食べ物に困っている方」。
そして、「まだ食べられるのに、捨てられてしまう食品」。
ふたつをつなげる「無料スーパー」。
ステキな取り組みですよね。
これが、全国へと広がっていく日も近いかもしれません。