みらい図鑑

VOL.134 「口に入れても安全な粘土」 東京都

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今回の話題は、「口に入れても安全な粘土」です。
材料は、お米とお野菜!



手掛けているのは、ねんど製作所、「てててのて製作所」。
野菜ソムリエで、2歳児のお母さんでもある矢作智子(やさく・ともこ)さんが、
国産のお米と野菜パウダーを使って、子どもが楽しく安全に使える粘土を作っています。



作りはじめておよそ2年。
きっかけは、矢作さんのお子さんが2歳前の頃のことでした。

「子供に粘土遊びをさせたいなと思った時に、
ほんとに安心して使える粘土が、わたしの中では見当たらなかったんですね。
だったら、まず、自分で作ってみようと思ったのが最初です。」



子どもが、口に入れてしまっても安全な材料はなんだろう。
そんな想いから作られ、商品化された、「子どものための米とやさいのねんど、ててて」。
ベースは米粉と天然の塩。野菜のやさしい天然色で色付けしています。
保存料や香料も使用していません。

色は全部で6種類。
「ホウレンソウ」、「ムラサキイモ」、「ニンジン」、「カボチャ」、「ダイズ」、そして、「コメ」。
野菜の色を知ることができるそのままのネーミングもステキです。





「子どものための米とやさいのねんど、ててて」は、
食育のための玩具だとも矢作さんは語ります。

「食べることって生きることと一緒だと私は思っています。
お子さまがそれに気づくというより、
一緒に、家族で食べ物について考えるきっかけにつながっていけばいいなと思っています。」



実際にこの粘土ができたことで、
矢作さんのお子さんは、野菜の生え方や、なり方に興味を持つようになったといいます。

粘土を通して子供と考える時間を作ってもらえたら嬉しい、、、
そんな矢作さんの思いがこもったねんど、プレゼントにも喜ばれそうですね。