みらい図鑑

VOL.177「鬼ごっこ」

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子どもの外遊びの定番、「鬼ごっこ」。
シンプルな遊びでありながら、日本では1000年以上の間、親しまれてきた、立派な文化です。

子供が遊ぶだけではもったいない。
大人を含めた、幅広い世代で楽しめる文化交流としての価値を広めたい。
鬼ごっこで、地域を元気にしたい。

そんな思いから、鬼ごっこをスポーツの観点からも捉えた“スポーツ鬼ごっこ”を
開発、推進する団体があります。

2010年に発足した「鬼ごっこ協会」。
“競技と遊びの両方を共存させたスポーツ”をコンセプトに掲げています。

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スポーツ鬼ごっこは、チームで戦うスポーツ競技。

限られたコートの中で、自分のチームのトレジャー(宝)を守りながら、
時間内に相手のトレジャーを多く獲得したチームが勝ちとなります。

全身運動ですが、運動神経の良さや年齢、性別など、関係なく、
誰でも参加できて、同じ楽しさを共有できるのが魅力です。

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一般社団法人「鬼ごっこ協会」、
専務理事の羽崎貴雄(はざき・たかお)さんにお話を伺いました。

「とにかく、やると、みんなが笑顔になるっていうのが、どこへ行っても思うことなんですね。
私たちのビジョンとして、“鬼ごっこのある街づくり”ということを掲げています。
鬼ごっこが公園などで自然とおこなわれている社会っていうのは、
ある意味で、安全だと思うんですね。」

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気軽に、みんなで、できるのが特徴の「スポーツ鬼ごっこ」。
日本だけでなく、世界にも普及していて、各地で大会やイベントが行われています。

「鬼ごっこ、じつは種類もたくさんあって、高齢者や障害を抱えた方でも出来るし、
いろんな多様性を持った人たちがしっかり楽しんでいける社会、
さらに、平和の象徴にもつながっていくと思います。
そんな意味で、“鬼ごっこのある街づくり”をビジョンに掲げています。」

鬼ごっこのある町は、笑顔が溢れる町。
これからもっともっと増えていきそうですね。

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