みらい図鑑

VOL.203「TOKYO CACAO」

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明治34年創業の老舗チョコレートメーカー、
「平塚製菓」が2019年、新しい商品を発表しました。
名前は、「TOKYO CACAO」。

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構想から16年、東京産のカカオを使った貴重な“国産チョコレート”です。

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チョコレートの原料となるカカオは、高温多湿の熱帯植物。

通常、⽇本国内で使⽤されるカカオは輸入もので、そのほとんどがガーナ原産です。

カカオ⾖を取り出して、発酵・乾燥された状態になって輸入されるのですが、
国内でこの作業をするには、気温や湿度の変化が激しいために、
コントロールがとても大変なんだそうです。

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全てが手探りからのスタートで、
チョコレートに仕上げるまでには、数々の困難を乗り越えたという「平塚製菓」の挑戦。

同社、東京カカオ・プロジェクトチームの平岡晋(ひらおか・しん)さんに
お話を伺いました。

「収穫までは、農園のみなさんに頑張っていただいたんですけど、
そのあと、カカオ豆っていう、通常、チョコレート屋さんが輸入している状態のものまで仕上げる、
発酵と乾燥という工程があるんですね。
ところが、ほとんど文献もなくて、
正直、最初のころは、失敗もなにも、何が正解かもわからなかったんですね。
そこから手探りで、少しずつ自分の知っているカカオ豆に近づいてきたんです。」

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普段、よく口にするガーナ産のチョコレートが、ビターでスパイシーだとしたら、
「東京カカオ」は、真逆の“マイルドでフルーティー”。
カカオってフルーツだった、と気付かされるといいます。

「農作物なので、毎年、少しずつタッチや風味が変わっていくのかなと思っています。
ワインのボジョレーヌーボーのように、
今年の仕上がりはこれ、来年の仕上がりはこれ、という風に、
みなさんに楽しんでいただけたらなと思っています。」

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満を持して誕生した、メイド・イン・ジャパンのチョコレート「TOKYO CACAO」。
毎年のお味が楽しみですね。