みらい図鑑

VOL.263「加賀海岸シーサイドトレイルラン」

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舗装されていない登山道を駆け抜けていくスポーツ、
「トレイルランニング」。

四季折々の風景を間近に感じながら走ることで、
自然と一体になった感覚が味わえる。
それが、トレイルランニングの醍醐味です。

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多くの愛好者がいるトレイルランニング。
コロナ禍で、国内大会の多くが中止になっているなか、
来月、石川県で、「加賀海岸シーサイドトレイルラン」が開催されます。

左手には、海と空が溶け込むような眺め。
右手には、草花が咲く丘。
波の音に耳を澄ませながら、加賀海岸の未来に想いを馳せるイベントです。

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大会実行委員長の高森真一(たかもり・まさかず)さんにお話を伺いました。

「大会のコースになっている加賀海岸は、国定公園にもなっていて、
眺めたり、散策するだけでも美しいんです。
“加賀海岸ブルー”と、私は勝手に呼んでいるんですが、
青空の時に見られる海と空のマッチングは、本当に素晴らしいんですね。

そういう自然の中を、すべての人にとっても、すべての物にとっても、
配慮されたルールをつくって駆け抜けるのが、加賀海岸シーサイドトレイルランです。」

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トレイルランニングには、
人と自然が本当の意味でつながっているような感覚があるという高森さん。

自然に包まれる時間は、自分自身を整えてくれる大切な時間だと語ります。

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「“ああ、すごくステキだなあ”と感じたら、
今度は、普通の時に来て、是非、走ってもらいたいと思っています。

心の故郷というんでしょうか。
また来たい、と思うことは、その場所が好きになった証だと思うんです。
この自然を未来へとつなげていこう、という空気を作っていきたいと考えています。」

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感染症対策もしっかりとおこなって開催される「加賀海岸シーサイドトレイルラン」。

コロナ禍でのトレイルラン大会運営のモデルになれるよう、
高森さんたちの努力と挑戦は、これからも続きます。