みらい図鑑

VOL.305「イモスクリプション」

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日本の魅力ある農業を世界に発信したい。

そんな想いから、2021年末に生まれたのが、
「冷やし焼き芋」の定期配送サービス、「イモスクリプション」です。

手がけているメンバーは、近畿大学に通う現役大学生3人。

「株式会社YORAKU」という学生ベンチャーを立ち上げ、
さつまいも食品のECサイト「Sachimo」をスタートさせました。

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きっかけは、コロナ禍のストレスで、
体調を崩しかけた時に毎日食べたさつまいも。

あらゆる栄養素をカバーしていることから、
「準完全栄養食品」に指定されているだけでなく、
“冷やす”ことによって、糖の消化吸収を緩やかにする成分が働くため、
太りにくい食品になる、というところに着目しました。

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同社代表・片野倫太郎さんのお話です。

「一般的なイメージだと、“甘い”と“健康”って矛盾していますよね。
だけど、さつまいもって両立できるんですよ。

美味しくて甘くて、毎日食べることができて、栄養も補完できるという、
こんなに素晴らしい食品はないと思っています。」

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片野さんらが開発した「冷やし焼き芋」は、
じっくりと丁寧に焼き上げたさつまいもを、急激に冷やして旨みを凝縮し、
真空パックで冷凍保存した商品。

定期配送は、月に1回、または、2回のプランから選べます。

また、どこでも簡単に食べられるように、
サイズが小ぶりなところも隠れたこだわりです。

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焼き芋を冷やすことで、機能性をアップさせ、
さつまいもの新たな価値とニーズを上げたい。

“世界一甘い健康習慣”を謳う「株式会社YORAKU」の目標は、
日本の農業の活性化です。

「世界に対しても、“甘い健康”という価値を広げていきたいと考えていて、
さつまいもを高価値な商品に変えることによって、
日本の一次産業である農業を、さつまいもから盛り上げたいと思っています。」