2008年2月10日
ロアルド・ダール 『チョコレート工場の秘密』
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

バレンタインデーを前に選んだのはイギリスの作家ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」。2005年に大ヒットした映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作です。発表されたのは1964年。それから44年たった今でも世界中で愛されている童話です。小川洋子さんがこの本をはじめて読んだのは大人になってから。作家の恩田陸さんと対談した際、「子供の頃に一番影響を受けた作品だった」という恩田さんの話を聞いて、小川さんも読んでみたいと思ったそうです。そして実際に読んでみたら「子供の頃の自分に読ませたかった」と感じたとか。なんと小川さんは、工場見学が大好きな子供だったそうです。

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