2013年12月22日

ベバリイ・クリアリー
『がんばれヘンリーくん』
 (学習研究社)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

クリスマスのプレゼントにもぴったりの童話「がんばれヘンリーくん」。アメリカの作家ベバリイ・クリアリーが1950年に発表。その後、「ヘンリーくんとアバラ−」「ヘンリーくんとビーザス」など続編が出版され、「ゆかいなヘンリーくん」シリーズとして人気となりました。日本では松岡享子さんの翻訳で、1960年代から70年代にかけて出版され、今も読み継がれています。ヘンリーくんの一番の仲良しは犬のアバラ−。二人は町のドラッグストアで偶然出会います。原文では犬の名前は「RIBSY」。RIB(あばら骨)が見えるからということですが、これをアバラ−とした松岡享子さんの翻訳がこの童話をさらに魅力的にしています。

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