2017年10月22日
ウィルバート・オードリー
『機関車トーマス』
 (ポプラ社)

絵本のページを開くと、最初に掲載されているのが「クリストファーへ」というページ。ウィルバート・オードリーが息子に語りかける文章が掲載されています。この絵本が父親の愛から生まれたことが強く伝わってきます。その後、トーマスなど様々な汽車が登場するお話は「汽車のえほん」というシリーズとなって1972年まで26巻が発表されました。さらにこのシリーズを受け継いだのは息子のクリストファー。彼も父親と同じように鉄道ファンで、自分に子供ができた時、あらたなお話が浮かんできたそうです。それが「汽車のえほん」の27巻として出版され、シリーズは再開しています。親子で生み出した絵本シリーズだからこそ、親子で読み継がれる絵本になっています。

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