2017年11月12日

黒柳徹子
『トットチャンネル』
 (新潮文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

1981年に出版されベストセラーとなった黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」。子供の頃に通っていた「トモエ学園」という小学校が舞台の自伝的エッセイで、メロディアス・ライブラリーでも9年前に取り上げました。そして今回の「トットチャンネル」はその続編にあたる内容。大人になったトットちゃんの頑張る姿が描かれています。はじまりは新聞の求人欄を見ているうちに、NHKの広告を見つけるトットちゃん。戦争が終わって8年目になる頃、NHKがテレビジョン放送をはじめることになり、専属の俳優を募集します。トットちゃんは、その試験を受けることにしますが、応募者5千人以上という狭き門。さてどうなるのでしょうか?

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