2018年5月20日

斉藤惇夫
『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』

(岩浪少年文庫)

「冒険者たち〜ガンバと15ひきの仲間」の作者・斎藤惇夫さんは1940年生まれ。5歳の時に終戦を迎えられました。戦争が終わったことで世界が一気に明るくなったと感じ、そして10歳の時に「岩波少年文庫」が創刊されて、人間の世界には「恐怖」もあるけれど「歓び」もあることを知ったそうです。そして「恐怖に打ち勝つ力が人間には与えられていること」、「この世は不思議なこと、面白いこと、美しいものに満ちていること」を、物語をとおして感じたということです。自分が物語から学んだことを子供たちにも届けたい。そう感じて児童文学の編集者になり、童話も手がけられている斎藤惇夫さん。「冒険者たち〜ガンバと15ひきの仲間」にも、斎藤さんの熱い想いが詰まっています。

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