2018年12月30日

2018年マイ・ベスト・ブック
正宗白鳥『リー兄さん』
(講談社文芸文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

1年をしめくくる放送は、毎年恒例となっている「マイ・ベスト・ブック」の発表。2018年に「メロディアス・ライブラリー」で取り上げた50作品の中から小川洋子さん、藤丸由華さんの心に残った本を発表しました。小川さんのベスト3は、東山彰良さんの小説「僕が殺した人と僕を殺した人」、武田百合子さんのエッセイ集「ことばの食卓」、そしてベスト1は、正宗白鳥の短編小説「リー兄さん」。藤丸さんのベスト3は、城山三郎さんの小説「官僚たちの夏」、かこさとしさんの絵本「だるまちゃんとてんぐちゃん」、そしてベスト1は、吉野源三郎の児童文学「君たちはどう生きるか」でした。さてあなたのベストブックはどの作品だったでしょうか?

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