2019年03月31日

ボーム
『オズの魔法使い』
(新潮文庫)

「オズの魔法使い」の作者ライマン・フランク・ボームは新聞記者やセールスマンなど様々な仕事についたのち、童話を書くようになったのは40代の頃。そして44歳の時に「オズの魔法使い」を発表しました。目指したのは子供たちが純粋に楽しめるお話。実際に1900年に出版されると、その年のクリスマスのベストセラーとなり、2年後にはボームの脚本でミュージカルの舞台が上演されました。さらに1939年に映画が大ヒットしたことで、まさに20世紀を代表する児童文学になっています。ボームは読者のリクエストに応えて続編を14冊も発表。14冊目が出版されたのは彼が亡くなった1年後となる1920年のことでした。

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