2019年07月07日

永井荷風
『断腸亭日乗(上)(下)』
(岩波文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

7月で番組スタート12周年の「メロディアス・ライブラリー」。その記念企画として7月最初の2週は「市川市文学ミュージアム」からの放送。ここは市川ゆかりの作家や脚本家、写真家の資料を展示、収集しているミュージアムです。そのひとりが永井荷風。今年は生誕140年、没後60年。荷風がどんな人生を送り、その人生で感じたことをどのような形で文学に残していったのか?今回は永井荷風についての本を数多く発表されている川本三郎さんにお話を伺いました。取り上げた本は、荷風が42年にわたって記した日記文学「断腸亭日乗」。「断腸亭」とは荷風が好んだ花「断腸花」、そして腸が弱かったことにも由来しています。

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