2020年05月24日

内田百閨w柳検校の小閑』
(ちくま文庫『小川洋子と読む内田百閭Aンソロジー』)

今回はちくま文庫の「小川洋子と読む内田百閭Aンソロジー」で味わっていきました。アンソロジーの語源は、ギリシャ語で「花を集める」「花束」の意味。ひとつのテーマに沿って複数の作品をまとめた作品集です。現在では、さまざまなアンソロジーが出版されていて、読書の楽しさを広げるきっかけにもなりますが、アンソロジーを手がける側にも奥の深い楽しさがあるのではないでしょうか?「内田百閧テーマにしたアンソロジーを作っている間は至福の時だった」と小川洋子さん。何度読み返してもあらたな驚きがあり、内田百閧ェ書いた言葉の奥に、書かれていない世界が潜んでいる、と感じたそうです。

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