2021年4月4日

『ワーズワス詩集』(岩波文庫)

8歳で母親を、13歳で父親を亡くしたワーズワス。親戚のもとから大学に通い、1789年19歳の時にフランス革命が起こります。それに興味を持ったワーズワスはフランスに向かい、22歳で再び訪れた時、フランス人の女性アネットと恋に落ちます。1年後にはアンという娘も誕生。しかしイギリスに戻ると親戚に結婚を反対され、さらに1793年にはフランスがイギリスなどに対して宣戦布告。ワーズワスは恋人と娘と生き別れになってしまい、その後10年会うことができませんでした。その間、妹のドロシーと湖水地方で暮らしはじめ、その家から25キロほど離れた場所には、親友で詩人のコウルリッジが住んでいました。ふたりは互いに影響を与え合いながら詩を作り、共著である「抒情歌謡集」を出版しています。

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