2021年5月16日

『芭蕉全句集』(角川ソフィア文庫)

今回選んだ角川ソフィア文庫の「芭蕉全句集」は、年代順ではなく季語別で編集されています。「季語」という視点で松尾芭蕉の俳句を味わうことで、あらためて「季語」の美しさや「季語」があらわす日本の四季の豊かさも感じることができるのです。その中でも特に芭蕉が多く俳句を残しているのが「五月雨」。旧暦5月に降る雨なので、今の暦でいうと梅雨の時期にあたります。「五月雨の降のこしてや光堂」や「五月雨をあつめて早し最上川」など「おくのほそ道」で詠んだ名句も浮かんできます。旅を自由に楽しむことが出来ない今、芭蕉の俳句で感じる心の旅。300年前の日本の四季を味わってみてはいかがでしょうか?

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