2021年10月24日

ミヒャエル・エンデ
『はてしない物語(上)』
(岩波少年文庫)

バスチアンが手に取った「はてしない物語」という本の中にあるのは、ファンタージエン国の物語。ここでは「虚無」が広がり滅亡寸前になっていました。それを救おうとするのがアトレーユという少年。幸いの竜フッフールと一緒に旅をします。この本を読んでいるうちに、のめり込んでいくバスチアン少年。本の世界と現実が交錯して、いつのまにかバスチアンの声が本の世界に届き、とうとう彼は本の中に入ってしまうのです。「本は閉じている時、中で何が起こっているのだろう」。バスチアンが感じたことは、読書好きなら誰もが思うこと。その後、本の世界に入った彼はどうなってゆくのでしょう?来週は、物語の後半を読んでいきます。

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