2022年4月10日

レイチェル・カーソン
『沈黙の春』
(新潮文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

アメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソンが、1962年に発表した「沈黙の春」。化学物質の危険性と環境汚染の実態を、科学的な調査や研究に基づいて訴えた作品です。様々な環境問題が現在も起こっていますが、今から60年前、世界に先駆けて伝えたのがこの本でした。掲載されている調査結果はその後変化していますが、しかしレイチェル・カーソンの訴える強い想いは今も伝わってきます。そしてこの60年、人類は地球環境について何が出来たのか?その実態を知っているだけで、何も前へ進んでこなかったのではないのか?今あらためて私たちひとりひとりに問いかけてくる作品でもあります。

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