メッセージ
today's topic

この話、なにがどう怖いのか説明するのは難しいのですが、「蒲焼きの大串の描写が気味悪い」「ちぎり蒟蒻も不気味」などと小川さんと言い合っているうち、登場人物の誰が生きていて誰がお化けなのかすら定かでなくなり、何もかもが一気に恐ろしく見えてくる…そんな不思議な作品なのです。ところで小川さんと内田百閒は同じ岡山県出身。それどころかなんと生家が100メートル程しか離れていないのだそう。たった50年の間に、文壇の宝となる人物を2人も輩出するとは! お二人の生まれ育った地区にも何か不思議なパワーが蠢いているのかも?!(今日は「サラサーテの盤」効果で、何から何まで妖しく見えます…)
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年11月27日
グレアム・グリーン
『第三の男』

2011年11月20日
向井万起男
『君について行こう
─女房は宇宙をめざす』

2011年11月13日
アゴタ・クリストフ
『悪童日記』

2011年11月6日
曲亭馬琴
『南総里見八犬伝』

アーカイブ
ツィゴイネルワイゼン/パブロ・サラサーテ(ヴァイオリン)
小説のタイトル、作曲者・サラサーテ自らが演奏し、しかも声が録音されているSP盤が、日本の蓄音機の会社からCDででています。放送でその声はなんと聞こえたでしょうか?
五段砧/宮城道雄
「東京日記」に登場する曲です。百閒と宮城道雄さんは親しく、「柳検校の少閑」「東海道刈谷駅」など、宮城さんへの思いがこもった作品も収録されています。

Strange Feelin'/ティム・バックリィ
♪奇妙な感覚がある、胸の奥深くに・・♪という歌詞ではじまる不思議なラブソングです。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。