この話、なにがどう怖いのか説明するのは難しいのですが、「蒲焼きの大串の描写が気味悪い」「ちぎり蒟蒻も不気味」などと小川さんと言い合っているうち、登場人物の誰が生きていて誰がお化けなのかすら定かでなくなり、何もかもが一気に恐ろしく見えてくる…そんな不思議な作品なのです。ところで小川さんと内田百閒は同じ岡山県出身。それどころかなんと生家が100メートル程しか離れていないのだそう。たった50年の間に、文壇の宝となる人物を2人も輩出するとは! お二人の生まれ育った地区にも何か不思議なパワーが蠢いているのかも?!(今日は「サラサーテの盤」効果で、何から何まで妖しく見えます…)
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