メッセージ
today's topic

アイヌの昔話は一人称で語られるというスタイルも興味深いのですが、なにより、神さまと人は平等で「私たちはちゃんとお祈りを捧げますから、その分神さまも私たちをしっかり守ってくださいよ、頼みましたよ!」という人間と神の力関係が非常に面白かったです。 ところで記念館ではアイヌにまつわる様々なお話を伺いましたが、アイヌの人たちの毎日がとにかく忙しそうなこと!住居は大量の植物で作るので日々その手入れは欠かせないし、儀式関連の道具もデザイン性の高い日用品も衣類も全て手作り。それに加えて狩猟や木の実の採集、子熊の飼育(!)まで…。不器用な私がアイヌの世界に生まれていたら確実にお荷物ですが、時間の使い方が超人的でお裁縫が得意な小川さんはアイヌのエリートになっていたかも!?

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年7月2日
三浦綾子
『氷点』

2017年6月25日
山下澄人
『しんせかい』

2017年6月18日
芥川龍之介
『河童』

2017年6月11日
パトリシア・ハイスミス
『太陽がいっぱい』

アーカイブ
ソンカイノ/マレウレウ
マレウレウはアイヌの言葉で蝶々のこと。4人組女性グループです。旭川のチカプニ・コタンに伝わる唄を中心に録音したアルバム『チカプニ』より。今回ご出演いただいた川村久恵さんは、このグループのメンバーでもあります。この曲は、エルム・ウポポ(ねずみの踊りのうた)。2人がヒモを輪にして罠をつくる、1人がねずみに扮して、輪の向うに置かれたお菓子をとろうとする、するとほかの2人はヒモをひっぱってねずみを捕まえようとするという踊りです。
レウレウほか/OKI
今回、BGMでお聴きいただいたのは、マレウレウのプロデューサーでもあるOKIさんのアルバム『トンコリ』から。OKIさんは、アイヌ音楽の魅力をレゲエ、ダブ、エレクトロとのミクスチャーで表現し国内外で高い評価を得ています。これは、アイヌの演奏を録音したテープにわずかに残る記録から、樺太アイヌの弦楽器”トンコリ”の演奏を再現したアルバムです。
今回は、旭川の川村カ子トアイヌ記念館からお届けしました。
川村カ子トアイヌ記念館HP
そして、取材の様子は、藤丸さんのブログでご紹介しています!
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。