製作:2007年(日本)
監督:新海誠
声の出演:水橋研二/近藤好美/ほか

『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』等、神秘的な世界観と独特の雰囲気で高い人気を誇るアニメーション監督・新海誠の4作目。小学校の卒業と同時に離ればなれになった男女の再会を、3本の連作短編で綴った切なくも美しいラブストーリー。


― ドラマディレクター/映画監督の今井夏木さんが語る『秒速5センチメートル』 ―

今井夏木
この映画が公開されたのは、私が撮った『恋空』と同じ2007年。撮り終わってから見たんですけど、けっこう共通点が多かったんです。そしてアニメっぽくない綺麗な映像で、特に空の美しさに驚かされました。私はあまりアニメを見ない方なんですが、まだ見ていない方にはぜひおすすめしたい1本です。

新海さんは監督だけではなく、プロデューサー、脚本、絵コンテ、音響、美術も全部自分でやっています。普通、アニメでも監督はそこまでやれなくて、ある程度は専門の人に任せるものでしょう。でも新海監督はほとんどすべてを自分で作っています。

物語は子どもの頃に出会った男女2人が大人になるまでの遠距離恋愛で、それを3本の短編で描きます。小学校で2人が出会い、女の子が引っ越してしまい、男の子が引っ越し先まで会いに行く。そんな物語を雪や桜の美しい映像で彩ります。ちなみにタイトルの『秒速5センチメートル』というのは、桜の花びらが落ちるスピードなんだそうです。

私は『恋空』で意図的に「空」をたくさん撮りましたが、自然は意図したようには絶対に撮れなくて本当に苦労したんです。でもアニメは好きなように描けます。それがすごく羨ましかったと同時に、自分のイメージが明確にないと表現ができないという事実に頭の下がる思いでした。アニメですが完全に大人向けの作品です。
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