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ACN presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY
personality 丸山茂樹
ACN presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY
日本はもちろん世界で活躍をしているプロゴルファー丸山茂樹氏が、"スポーツ" "ビジネス" "エンターテインメント"など様々な世界の第一線で活躍する方をゲストに迎え、「チャレンジ」「教育」「マネジメント」「ゴルフ」など、幅広いテーマでトークを繰り広げる、ラジオ番組を舞台とした異業種マッチプレーをお届けします。
personality 丸山茂樹
2019.12.6
卓球女子元日本代表・平野早矢香が語る「中国の“大きな壁”」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。11月30日(土)の放送は、前回に引き続き、ロンドンオリンピック卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香さんが登場しました。

平野早矢香さん(右)とパーソナリティの丸山茂樹



◆同世代の選手をうらやんでいた学生時代

丸山:平野さんは、両親の影響で5歳のときに卓球を始めたそうですね。家に卓球台があった?

平野:福原愛ちゃんや伊藤美誠選手など、家に卓球台があった選手も多いのでよく聞かれるんですけど、両親は卓球をしていたと言っても部活でやっていただけで、日本一を目指すとかのレベルではないので、家にはなくて。近くの卓球クラブに通う形で始めました。

丸山:最初に行ったとき、“いいな”と思ったんですか?

平野:それこそ最初は両親が試合に行ったときにラケットや球で遊ぶようになって、“やりたい!”という気持ちになって。

丸山:じゃあ、無理矢理やらされたわけじゃなくて?

平野:はい、全くそんなことはなくて。母が小学校の先生だったので、「勉強しなさい」とかのほうが厳しく言われましたね。

丸山:平野さんは高校時代に全日本選手権ジュニアで優勝し、頭角を現して翌年も連覇と。自分でなんとなく“あれ!? 私、才能あるんじゃない?”って感じませんでした?

平野:私の周りにいた同世代って、ものすごく才能のある子がたくさんいて。全日本選手権ジュニアの部は高校2年生以下の大会で、私は高校1年生のときに優勝したんですけど、それまでの全ての大会はいいとことまでいくけど、2位とか3位、ベスト8で負けて帰っていたので。

丸山:なるほど。

平野:どちらかと言うと、才能のある子たちを見て“うらやましいな”と思っていた側でした。自分では日本一に届く選手になれるとは思っていなかったです。

丸山:自分はそこまでのポテンシャルじゃないと感じていたん?

平野:はい。“どうしてこんなに不器用なんだろう……”“クソ~!”って思っていました。

◆「もっと語学を勉強していたら……」

丸山:卓球で一番使う言葉って英語ですか?

平野:もちろん英語が話せたらいいんですけど、中国代表の選手だけでなく、ヨーロッパやいろいろな国に中国の帰化選手がいるので、中国語も英語と同じくらい使うんです。

丸山:なるほど。英語の勉強法はどうしています?

平野:週に1回2時間くらい、マンツーマンで習っています。とはいえ、会話ができないと……という部分もあるので、知人に紹介してもらって外国の先生ととにかく話をするなど週に2回やっています。

丸山:ヒアリングできるようになりました?

平野:以前よりも、自分から言葉が速く出るようになったかなと思います。でも、正しい英語という観点からすると、まだまだです。

丸山:とにかくがんばってしゃべることが大事ですよね。

平野:以前、中国の練習相手の子たちが3ヵ月に一度ミキハウスに練習に来てくれたことがあったんですね。そのとき大変だったのは、中国の子たちが買い物をして(自国に)帰るんですよ。

丸山:爆買いですか!?

平野:爆買いです! その子たちは日本語が話せないので、爆買いに付き合うんですけど、辞書を片手に走り回っていました。1日付き合うとぐったりして(苦笑)。話さなきゃいけない環境になると、人って変わりますよね。

丸山:平野さんは、今からチャレンジしたいことはありますか?

平野:現役のころから語学をもう少し勉強していたら良かったなと思っていて。私は、中国語も英語も片言なので、どちらかだけでもパーフェクトにできれば良かったんですけど。(解説の仕事で)海外の試合に行ったときに、選手とコミュニケーションを取って、それを解説にのせていきたいという思いがあるので、今は英語を勉強しています。

◆大敵・中国との差

丸山:中国の大きな壁は何ですか?

平野:中国は、国全体としてナショナルチームだけでなく、それぞれの省のなかに1軍、2軍みたいなものがあって、(選手が)小さいころからシステムががっちりできていることが大きいです。あと、中国は選手の数が多いですし、レベルが高い。

丸山:そうなんだ。

平野:例えば、平野美宇選手が強くなって勝ち上がってきたら、「あなたは、平野美宇選手の対策用ね」って、平野選手みたいなサーブを出したり、彼女が打つコースを打ったりする子を1人作って対策させるんです。このあたりは中国だからできることですね。あとは、金メダリストクラスの選手が指導者の勉強をしてどんどんコーチに入ってくるので、すごいです。

丸山:国を挙げてなんですね。ちなみに、平野さんは2020年東京オリンピックには関わりそうですか?

平野:オリンピックって私も人生が変わったと思うようなすごく大きな大会なので、何らかの形で携われたらいいなと思っています。

次回12月7日(土)の放送は、丸山プロがアメリカPGAツアー「プレジデンツカップ」の魅力をお届けします。お楽しみに!

なお、JFN PARKで丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」がスタート! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。

丸山プロへの質問・メッセージは、番組Webサイトからぜひお送りください! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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聴取期限 2019年12月8日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm

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