2019.8.22
吉田さんは、女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録。
2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックと3大会連続で金メダル獲得という金字塔を成し遂げました。4連覇の懸かる2016年リオデジャネイロオリンピックでは惜しくも銀メダルに終わり、号泣する姿が大きな感動を呼びました。
そして、今年1月に現役を引退。現在は後進の指導、育成にあたっています。
◆3歳から始めるも「夢はなかった」
丸山：吉田さんの強さを自己分析すると？
吉田：まず負けず嫌いなところですね。家のなかに道場があったので、3歳からずっと続けてきて。得意とする“タックル”を武器に倒してきた感じです。
丸山：最初は嫌だった？
吉田：3歳だったので、わからず自然の流れで。小学生のときは何度もやめたいと思うことがありました。毎日練習で友達とも遊べなくて。
丸山：父・栄勝さんは、厳しい人だった？
吉田：かなり厳しかったです。父の言うことは絶対でした。
丸山：兄2人がいたから、吉田さんにはやさしかったということもなく？
吉田：末っ子だったので、兄を見て“こうやったら怒られるんだ”と学んで、要領よくやっていました（笑）。
丸山：やめなかった理由は？
吉田：父が怖くてやめられなかったです。母に「やめたい」と言ったことがあるんですけど、「やめたいなら、お父さんに言いなさい」って言われて、“じゃあ、がんばるしかない”って。
丸山：そんなに怖かったんだ!?
吉田：「やめたい」という言葉も言えない感じで……。普段はオヤジギャグを言って明るいんですけど、道場ではスイッチが入るというか。
丸山：普通なら反抗期を迎えたときとか、やりたくないってなりそうなものだけど。レスリングは私の天職だと思ったのはいつごろ？
吉田：小学4～5年生くらいから、全国でチャンピオンになっていたので“いけるかな”と思っていましたけど、夢もなくて。当時、女子はオリンピック種目になっていなかったので。
丸山：そうなんだ!?
吉田：なので小学6年生のときの文集で、20年後の私という欄に“レジ打ちのおばちゃんになりたい”って書きました。
◆運も味方したオリンピック
丸山：女子レスリングがオリンピック種目になったのはいつ？
吉田：2004年アテネオリンピックから正式採用されました。その発表があった2001年のとき、大学1年生だったので。タイミングも運も良かったです。
丸山：それは良かったよね～。
吉田：それまで（同じ階級だった）山本聖子さんには勝てていなかったので。もし2000年の採用だったら山本さんが出ていたと思います。
丸山：彼女は強かった？
吉田：無茶苦茶強かったです。スピードもパワーも、身体能力がすごく高くて。でも、アテネ大会で私が代表になって引退されました。それで北京大会を観て現役復帰してロンドン大会を目指したんですけど、山本さんは私の1つ上の階級だったんですけど、出られなくて。
丸山：そうなんだ!? 戦って“強い！”と感じた？
吉田：中学のときに初めて戦って、ずっと勝てなくて。
丸山：それは知らなかった。彼女もすごかったんだね。
◆強さの秘訣は……
丸山：強さの秘訣などはありますか？
吉田：戦う相手によってスタイルが違うので。パワーのある選手にはスピードでとか、私はスピードが得意なので、スピードのある選手とは駆け引きをしながら、自分が優位に立てるようにしていました。
丸山：組んだ瞬間、“強っ！”と思うことは？
吉田：海外の選手は特にありますね。力がすごくて。
丸山：そういうときは、瞬時に考える？
吉田：組むと止められちゃうので、組まないようにタックルに入ろうとか。
丸山：最初の掴み合いから駆け引きがあるんだね。次週も、吉田さんの強さやオリンピックの話をいろいろとお聞きしたいと思います。
次回8月24日（土）の放送も、引き続き吉田さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに！
なお、番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中！ また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年8月25日（日） AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ（無料）が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
＜番組概要＞
番組名：英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7：00～7：25
パーソナリティ：丸山茂樹
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram：@ movingsaturday_tfm
吉田沙保里が学生時代にまったく歯が立たなかった選手とは？
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。8月17日（土）の放送は、元レスリング日本代表の吉田沙保里さんが登場しました。
吉田沙保里さん（右）とパーソナリティの丸山茂樹
吉田さんは、女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録。
2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックと3大会連続で金メダル獲得という金字塔を成し遂げました。4連覇の懸かる2016年リオデジャネイロオリンピックでは惜しくも銀メダルに終わり、号泣する姿が大きな感動を呼びました。
そして、今年1月に現役を引退。現在は後進の指導、育成にあたっています。
◆3歳から始めるも「夢はなかった」
丸山：吉田さんの強さを自己分析すると？
吉田：まず負けず嫌いなところですね。家のなかに道場があったので、3歳からずっと続けてきて。得意とする“タックル”を武器に倒してきた感じです。
丸山：最初は嫌だった？
吉田：3歳だったので、わからず自然の流れで。小学生のときは何度もやめたいと思うことがありました。毎日練習で友達とも遊べなくて。
丸山：父・栄勝さんは、厳しい人だった？
吉田：かなり厳しかったです。父の言うことは絶対でした。
丸山：兄2人がいたから、吉田さんにはやさしかったということもなく？
吉田：末っ子だったので、兄を見て“こうやったら怒られるんだ”と学んで、要領よくやっていました（笑）。
丸山：やめなかった理由は？
吉田：父が怖くてやめられなかったです。母に「やめたい」と言ったことがあるんですけど、「やめたいなら、お父さんに言いなさい」って言われて、“じゃあ、がんばるしかない”って。
丸山：そんなに怖かったんだ!?
吉田：「やめたい」という言葉も言えない感じで……。普段はオヤジギャグを言って明るいんですけど、道場ではスイッチが入るというか。
丸山：普通なら反抗期を迎えたときとか、やりたくないってなりそうなものだけど。レスリングは私の天職だと思ったのはいつごろ？
吉田：小学4～5年生くらいから、全国でチャンピオンになっていたので“いけるかな”と思っていましたけど、夢もなくて。当時、女子はオリンピック種目になっていなかったので。
丸山：そうなんだ!?
吉田：なので小学6年生のときの文集で、20年後の私という欄に“レジ打ちのおばちゃんになりたい”って書きました。
◆運も味方したオリンピック
丸山：女子レスリングがオリンピック種目になったのはいつ？
吉田：2004年アテネオリンピックから正式採用されました。その発表があった2001年のとき、大学1年生だったので。タイミングも運も良かったです。
丸山：それは良かったよね～。
吉田：それまで（同じ階級だった）山本聖子さんには勝てていなかったので。もし2000年の採用だったら山本さんが出ていたと思います。
丸山：彼女は強かった？
吉田：無茶苦茶強かったです。スピードもパワーも、身体能力がすごく高くて。でも、アテネ大会で私が代表になって引退されました。それで北京大会を観て現役復帰してロンドン大会を目指したんですけど、山本さんは私の1つ上の階級だったんですけど、出られなくて。
丸山：そうなんだ!? 戦って“強い！”と感じた？
吉田：中学のときに初めて戦って、ずっと勝てなくて。
丸山：それは知らなかった。彼女もすごかったんだね。
◆強さの秘訣は……
丸山：強さの秘訣などはありますか？
吉田：戦う相手によってスタイルが違うので。パワーのある選手にはスピードでとか、私はスピードが得意なので、スピードのある選手とは駆け引きをしながら、自分が優位に立てるようにしていました。
丸山：組んだ瞬間、“強っ！”と思うことは？
吉田：海外の選手は特にありますね。力がすごくて。
丸山：そういうときは、瞬時に考える？
吉田：組むと止められちゃうので、組まないようにタックルに入ろうとか。
丸山：最初の掴み合いから駆け引きがあるんだね。次週も、吉田さんの強さやオリンピックの話をいろいろとお聞きしたいと思います。
次回8月24日（土）の放送も、引き続き吉田さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに！
なお、番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中！ また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年8月25日（日） AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ（無料）が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
＜番組概要＞
番組名：英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7：00～7：25
パーソナリティ：丸山茂樹
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram：@ movingsaturday_tfm
