2021.9.11
◆NSC時代に“岡山弁”を封印
丸山:河本さんは岡山県出身だけど、岡山県出身の芸人さんと言うと、最近は千鳥がやっぱり一番?
河本:そうですね。千鳥の2人が頑張ってくれていますね。特に岡山弁というか。
丸山:訛りがけっこうすごいんだね。
河本:兵庫県と広島県の間に挟まれている県なんですけど、どちらかというと広島弁寄りですね。僕らが大阪のNSC(吉本総合芸能学院)に入った27年前は「方言を直しなさい」という文化だったんですよ。
丸山:へぇ~。
河本:大阪で、(岡山の)方言が伝わらないし、なにを言っているかわからないからそもそもウケない。アンケートも「なにを言うてんねん」、「ようわからん」っていう回答ばっかりやったんですよ。で、ネタもそんなにおもしろくない(苦笑)。
丸山:ハハハハハ!
河本:そんな感じで27年(笑)。(講師に)「方言を直しなさい」と言われたので、関西の友達みんな集めて1年かけて。
丸山:関西弁を習得しろってこと!?
河本:そうです。ほんまに語学留学みたいな(笑)。みんながネタ合わせをする場所、難波千日前公園に行っては関西弁を教えてもらって。僕と相方の井上(聡)は方言を直したんですよ。
丸山:へぇ~。
河本:「ケンミンSHOW(秘密のケンミンSHOW極)」(読売テレビ・日本テレビ系)の番組に出たときに「岡山出身やったん?」って。
丸山:僕もそれを観て思った!
河本:千鳥が岡山弁を通してそのままいった初めてのMCもできるスターという感じです。
丸山:いまじゃ飛ぶ鳥を落とす勢いだもんね。
◆お笑いの道を志したきっかけ
丸山:河本さんのルーツ的には岡山からお笑いに向かって“吉本興業に行こう!”って決めたんですか?
河本:そうです。いまはコンビ名が次長課長ですけど、当時はもう1人相方がいて次長課長社長っていう3人組やったんですよ。
丸山:社長がいなくなっちゃった(笑)?
河本:社長が1年で消えまして(笑)。その社長は高校時代の同級生で、社長のお兄ちゃんが以前NSCを受けたことがあったんです。高2の夏ぐらいに社長の家に行ったときに、NSCのパンフレットが置いてあるのを見つけて「なにこれ?」って。そこで(お笑いの)学校があることを初めて知って。
丸山:うん
河本:高2のときからすでに就職もやめて“NSCに入ろう!”って。
丸山:“お笑いをやろう”って気持ちが当時からあった?
河本:いまでこそ岡山出身の芸人も多いですけど、僕らの時代はあまりいなくて。もちろんお笑いは好きだったんですけど、(社長の家で)パンフレットを見つけていなかったら就職の方向に進んでいた可能性はあります。
丸山:ということは、“芸人になりたい!”ってそこまで強く思っていたわけでは?
河本:全然ないです。パンフレットがあったから、NSCに行くためにはネタを作らなきゃいけないというところに進んで、その年の冬にオーディション番組に初めて出たんです。
丸山:ちょっと出てみようか的な。
河本:井上は違う高校で野球をやっていたんですけど、甲子園の県大会でベスト8で負けて。負けたときにあいつのユニフォームの背中を引っ張って「野球が終わったんやったら、はよ遊びに行こう!」っていう関係やったんです。高3の冬に僕と社長は(NSCに)行くことが決まっていたので、井上にも「よしもとに行かへん?」って。
丸山:なるほど。
河本:実は井上は就職先が決まっていたんですよ。でもなぜかそれを蹴って、二つ返事で「いいよ」って。
丸山:え~っ!
河本:俺と社長も「なんで『いいよ』って言うたんや」っていまでも思いますけど(苦笑)。すごく変わったヤツですけど、なんかピンときたらしいです。
丸山:入りがおもしろいね。それでもそこまで行けてしまうというのは才能があったのか、なんなのか。
河本:なんなのかって感じです(苦笑)。いろいろな芸人で聞きますけど、お笑いをノートにとって、ビデオを何回も観て……っていう真面目な人もいるんですけど、僕らは(学生時代に)サッカーと野球をやっていたので、お笑いにそこまで興味がなくて、ポンとお笑いの道に入って。
丸山:うん。
河本:2人ともとんねるずさんが好きやったんで、“ああいう感じになりたい”っていう憧れもありました。学生の頃から観ていましたから。“とんでもない人がいるな”って。
丸山:なるほどね。僕もとんねるず世代ですから。ドリフ(「8時だョ!全員集合」TBS系)があって、「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)があって、とんねるずが出てきてね。順番は一緒だね。
河本:一緒です。
丸山:そういう憧れからサッと(お笑いの道に)行っても次長課長のように頑張れる人もいるということですね。おもしろいな~。
次回9月11日(土)の放送も、引き続き河本さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2021年9月12日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
とんねるずに憧れて…次長課長・河本準一「“とんでもない人がいるな”って」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。9月4日(土)の放送は、次長課長の河本準一さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆NSC時代に“岡山弁”を封印
丸山:河本さんは岡山県出身だけど、岡山県出身の芸人さんと言うと、最近は千鳥がやっぱり一番?
河本:そうですね。千鳥の2人が頑張ってくれていますね。特に岡山弁というか。
丸山:訛りがけっこうすごいんだね。
河本:兵庫県と広島県の間に挟まれている県なんですけど、どちらかというと広島弁寄りですね。僕らが大阪のNSC(吉本総合芸能学院)に入った27年前は「方言を直しなさい」という文化だったんですよ。
丸山:へぇ~。
河本:大阪で、(岡山の)方言が伝わらないし、なにを言っているかわからないからそもそもウケない。アンケートも「なにを言うてんねん」、「ようわからん」っていう回答ばっかりやったんですよ。で、ネタもそんなにおもしろくない(苦笑)。
丸山:ハハハハハ!
河本:そんな感じで27年(笑)。(講師に)「方言を直しなさい」と言われたので、関西の友達みんな集めて1年かけて。
丸山:関西弁を習得しろってこと!?
河本:そうです。ほんまに語学留学みたいな(笑)。みんながネタ合わせをする場所、難波千日前公園に行っては関西弁を教えてもらって。僕と相方の井上(聡)は方言を直したんですよ。
丸山:へぇ~。
河本:「ケンミンSHOW(秘密のケンミンSHOW極)」(読売テレビ・日本テレビ系)の番組に出たときに「岡山出身やったん?」って。
丸山:僕もそれを観て思った!
河本:千鳥が岡山弁を通してそのままいった初めてのMCもできるスターという感じです。
丸山:いまじゃ飛ぶ鳥を落とす勢いだもんね。
◆お笑いの道を志したきっかけ
丸山:河本さんのルーツ的には岡山からお笑いに向かって“吉本興業に行こう!”って決めたんですか?
河本:そうです。いまはコンビ名が次長課長ですけど、当時はもう1人相方がいて次長課長社長っていう3人組やったんですよ。
丸山:社長がいなくなっちゃった(笑)?
河本:社長が1年で消えまして(笑)。その社長は高校時代の同級生で、社長のお兄ちゃんが以前NSCを受けたことがあったんです。高2の夏ぐらいに社長の家に行ったときに、NSCのパンフレットが置いてあるのを見つけて「なにこれ?」って。そこで(お笑いの)学校があることを初めて知って。
丸山:うん
河本:高2のときからすでに就職もやめて“NSCに入ろう!”って。
丸山:“お笑いをやろう”って気持ちが当時からあった?
河本:いまでこそ岡山出身の芸人も多いですけど、僕らの時代はあまりいなくて。もちろんお笑いは好きだったんですけど、(社長の家で)パンフレットを見つけていなかったら就職の方向に進んでいた可能性はあります。
丸山:ということは、“芸人になりたい!”ってそこまで強く思っていたわけでは?
河本:全然ないです。パンフレットがあったから、NSCに行くためにはネタを作らなきゃいけないというところに進んで、その年の冬にオーディション番組に初めて出たんです。
丸山:ちょっと出てみようか的な。
河本:井上は違う高校で野球をやっていたんですけど、甲子園の県大会でベスト8で負けて。負けたときにあいつのユニフォームの背中を引っ張って「野球が終わったんやったら、はよ遊びに行こう!」っていう関係やったんです。高3の冬に僕と社長は(NSCに)行くことが決まっていたので、井上にも「よしもとに行かへん?」って。
丸山:なるほど。
河本:実は井上は就職先が決まっていたんですよ。でもなぜかそれを蹴って、二つ返事で「いいよ」って。
丸山:え~っ!
河本:俺と社長も「なんで『いいよ』って言うたんや」っていまでも思いますけど(苦笑)。すごく変わったヤツですけど、なんかピンときたらしいです。
丸山:入りがおもしろいね。それでもそこまで行けてしまうというのは才能があったのか、なんなのか。
河本:なんなのかって感じです(苦笑)。いろいろな芸人で聞きますけど、お笑いをノートにとって、ビデオを何回も観て……っていう真面目な人もいるんですけど、僕らは(学生時代に)サッカーと野球をやっていたので、お笑いにそこまで興味がなくて、ポンとお笑いの道に入って。
丸山:うん。
河本:2人ともとんねるずさんが好きやったんで、“ああいう感じになりたい”っていう憧れもありました。学生の頃から観ていましたから。“とんでもない人がいるな”って。
丸山:なるほどね。僕もとんねるず世代ですから。ドリフ(「8時だョ!全員集合」TBS系)があって、「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)があって、とんねるずが出てきてね。順番は一緒だね。
河本:一緒です。
丸山:そういう憧れからサッと(お笑いの道に)行っても次長課長のように頑張れる人もいるということですね。おもしろいな~。
次回9月11日(土)の放送も、引き続き河本さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2021年9月12日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/