2019.6.28
◆「ジャンプ中も頭はフル回転」
丸山：体操の魅力って何ですか？
田中：2回まわったり、ひねったり、人ができないことができることです。練習は毎日同じことの繰り返しなんですけど、ある日突然やりたい技ができるようになる。あの喜びがやめられないんですよ。
丸山：ゆかって跳ねるようにできているの？
田中：今の器具は着地したときの体の衝撃を和らげてくれるように安全にできていて、ゆかにはバネが入っているんです。
丸山：じゃあ普通のゆかでは2回回ったりできないんだ？
田中：森末さんの時代はやっていたじゃないですか。
丸山：……やっていたね。
田中：ジャンプしているときって、全部（景色が）見えているんですよ。客席のどこにお母さんがいるかもなんとなく見えていました。
丸山：うそでしょ!? スローモーションみたいな感じで見えているわけ？
田中：そんな感じです。だからジャンプしながらいつも見えている場所が見えなかったら「あっ、失敗するな」とか「次どこで修正しよう」とか考えながらやっていました。
◆両親からかけられた印象深い言葉
丸山：体操一家に生まれて、兄妹全員がバク宙できる家族はなかなかいないよね。両親から頂いた言葉で印象に残っているものってある？
田中：高校生のときに体操が嫌になった時期があったんですけど、父はいつも「焦らずマイペースでいなさい」って言っていました。
丸山：嫌になることがあったんだ？
田中：ありますよ。兄と弟がナショナル選手とか日本代表に入っていたので、比べられるんですよ。あと、女性と男性だと体の変化も違うし……。
丸山：俺はのんきだったのかな～。辞めたいと思ったことは一度もなかった。でも、僕が一気に全国区になったのを境に兄がゴルフから遠ざかったんだよね。見えないところで、兄弟のそういうのってあるのかもしれないね。
田中：母は「ずっと楽しんで」「笑顔でいて」ってよく言っていました。もちろん普段は応援してくれているんですけど、私が「体操を辞めたい」って言ったときは「辞めて良いよ」って言うようなお母さんでした。
丸山：そうなると逆にやめられないでしょ。お母さんは理恵ちゃんの性格をよく知っていたんだよ。そうやって言ってあげることによって今悩んでいることが緩和される。「辛いなら休憩すれば」って。
◆丸山がパターのコツを伝授
丸山：理恵ちゃんもゴルフを始めたと聞いたけど、ゴルフの魅力ってどんなところだと思う？
田中：体操を引退したときにゴルフと出会ったんですけど、コツコツ練習する感じが好きなんです。体幹も大事だし、体操と似ている部分がありますよね。あとは大自然が気持ち良いところも好きです。
丸山：（体操は）室内競技だからこそ、ゴルフに爽快感を感じるよね。
田中：出産してから全然できてないんですけど、子どもにはゴルフをやらせたいと思っています。何歳からやらせれば良いですか？
丸山：まずは3歳くらいでプラスチックのゴルフクラブを持たせたり、パパがボールを打つところを見せて興味を持たせる。そうやってずっと遊んでいると良い方向に行くかもしれない。他に何か質問あります？
田中：私、パターが嫌いなんです。どういう練習が一番大事なんですか？
丸山：パターの一番の秘訣は、まっすぐ上げてまっすぐ打つことなの。だから、家のなかでコツコツパット練習をするのが一番上手くなる。パターの誤差の範囲って、僕らで0.2～0.3ミリって言われているんだけど、その研ぎ澄まされたインパクトの形を作れるようにするには死ぬほど練習するしかない。
田中：なるほど。
丸山：僕は子どものころ、2メートルくらいのパターマットで、100回連続入るまで寝なかったもん。形状記憶じゃないけど、同じ動きができないといけないから。そのためには体幹とかリズム、力感を自分で考えてアレンジして……ってコツコツ。理恵ちゃんもお子さまが寝ているときに10球でも良いから連続で入るようにしたら、次ゴルフを始めたときに「あれ？ 私パター上手いんじゃないの？」っていう気持ちが芽生えてくると思います。
次回、6月29日（土）の放送は、俳優の渡辺徹さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに！
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【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年6月30日（日） AM 4:59 まで
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＜番組概要＞
番組名：英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7：00～7：25
パーソナリティ：丸山茂樹
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram：@ movingsaturday_tfm
元・体操日本代表 田中理恵、子どもにも「ゴルフをやらせたい」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」 。6月22日（土）の放送は、前回に引き続き、元・体操日本代表の田中理恵さんが登場しました。
田中理恵さん（右）とパーソナリティの丸山茂樹
◆「ジャンプ中も頭はフル回転」
丸山：体操の魅力って何ですか？
田中：2回まわったり、ひねったり、人ができないことができることです。練習は毎日同じことの繰り返しなんですけど、ある日突然やりたい技ができるようになる。あの喜びがやめられないんですよ。
丸山：ゆかって跳ねるようにできているの？
田中：今の器具は着地したときの体の衝撃を和らげてくれるように安全にできていて、ゆかにはバネが入っているんです。
丸山：じゃあ普通のゆかでは2回回ったりできないんだ？
田中：森末さんの時代はやっていたじゃないですか。
丸山：……やっていたね。
田中：ジャンプしているときって、全部（景色が）見えているんですよ。客席のどこにお母さんがいるかもなんとなく見えていました。
丸山：うそでしょ!? スローモーションみたいな感じで見えているわけ？
田中：そんな感じです。だからジャンプしながらいつも見えている場所が見えなかったら「あっ、失敗するな」とか「次どこで修正しよう」とか考えながらやっていました。
◆両親からかけられた印象深い言葉
丸山：体操一家に生まれて、兄妹全員がバク宙できる家族はなかなかいないよね。両親から頂いた言葉で印象に残っているものってある？
田中：高校生のときに体操が嫌になった時期があったんですけど、父はいつも「焦らずマイペースでいなさい」って言っていました。
丸山：嫌になることがあったんだ？
田中：ありますよ。兄と弟がナショナル選手とか日本代表に入っていたので、比べられるんですよ。あと、女性と男性だと体の変化も違うし……。
丸山：俺はのんきだったのかな～。辞めたいと思ったことは一度もなかった。でも、僕が一気に全国区になったのを境に兄がゴルフから遠ざかったんだよね。見えないところで、兄弟のそういうのってあるのかもしれないね。
田中：母は「ずっと楽しんで」「笑顔でいて」ってよく言っていました。もちろん普段は応援してくれているんですけど、私が「体操を辞めたい」って言ったときは「辞めて良いよ」って言うようなお母さんでした。
丸山：そうなると逆にやめられないでしょ。お母さんは理恵ちゃんの性格をよく知っていたんだよ。そうやって言ってあげることによって今悩んでいることが緩和される。「辛いなら休憩すれば」って。
◆丸山がパターのコツを伝授
丸山：理恵ちゃんもゴルフを始めたと聞いたけど、ゴルフの魅力ってどんなところだと思う？
田中：体操を引退したときにゴルフと出会ったんですけど、コツコツ練習する感じが好きなんです。体幹も大事だし、体操と似ている部分がありますよね。あとは大自然が気持ち良いところも好きです。
丸山：（体操は）室内競技だからこそ、ゴルフに爽快感を感じるよね。
田中：出産してから全然できてないんですけど、子どもにはゴルフをやらせたいと思っています。何歳からやらせれば良いですか？
丸山：まずは3歳くらいでプラスチックのゴルフクラブを持たせたり、パパがボールを打つところを見せて興味を持たせる。そうやってずっと遊んでいると良い方向に行くかもしれない。他に何か質問あります？
田中：私、パターが嫌いなんです。どういう練習が一番大事なんですか？
丸山：パターの一番の秘訣は、まっすぐ上げてまっすぐ打つことなの。だから、家のなかでコツコツパット練習をするのが一番上手くなる。パターの誤差の範囲って、僕らで0.2～0.3ミリって言われているんだけど、その研ぎ澄まされたインパクトの形を作れるようにするには死ぬほど練習するしかない。
田中：なるほど。
丸山：僕は子どものころ、2メートルくらいのパターマットで、100回連続入るまで寝なかったもん。形状記憶じゃないけど、同じ動きができないといけないから。そのためには体幹とかリズム、力感を自分で考えてアレンジして……ってコツコツ。理恵ちゃんもお子さまが寝ているときに10球でも良いから連続で入るようにしたら、次ゴルフを始めたときに「あれ？ 私パター上手いんじゃないの？」っていう気持ちが芽生えてくると思います。
次回、6月29日（土）の放送は、俳優の渡辺徹さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに！
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＜番組概要＞
番組名：英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7：00～7：25
パーソナリティ：丸山茂樹
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram：@ movingsaturday_tfm
