TOKYO FM
GRAND SEIKO

Articles― 最新のTHE NATURE OF TIME ―

01 Aug.2020
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Vol.70 Toshl(龍玄とし)さん(アーティスト)

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石丸:Toshl(龍玄とし)さんをお迎えしております。Toshl(龍玄とし)さんと私の出会いは、NHKの「うたコン」でしたね。

Toshl(龍玄とし):「うたコン」でした。

石丸:「メモリー」を一緒に歌いましたね。それを機に「題名のない音楽会」に出てくださいましたよね。

Toshl(龍玄とし):ありがとうございます。貴重な体験をさせて貰いました。何と言っても“千葉県人”(笑)。

石丸:ラジオの前の皆さん、僕たち、しかも、同じ歳なんですよ。

Toshl(龍玄とし):はい。“タメ”でございます!

石丸:タメなんですよ(笑)。いつ見ても、Toshl(龍玄とし)さんはお若いですね。

Toshl(龍玄とし):石丸さんも若いですよ。僕はミュージカルが大好きで石丸さんにも憧れていて、今日はラジオにも呼んで頂いて、本当に光栄です。ありがとうございます。

石丸:こちらこそです。これから5週に渡って、よろしくお願いします。
この番組では人生で大切にしている“もの”、“こと”についてお伺いしていますが、今日はどんなお話をお聞かせいただけますか?

Toshl(龍玄とし):今日は「チャレンジし続けること」についてです。


石丸:“チャレンジ”ということは、“新しい試みをしていく”ということですよね。

Toshl(龍玄とし):そうですね。日々チャレンジの連続なんですけれども、結構“チャレンジ好き”なので。石丸さんもそうだと思いますけど、自分の今までのイメージや箍(たが)みたいなものを外して、色んなものに突っ込んで行く…という。そういうことが、ここ数年多かったので。

石丸:例えばどんなことを?

Toshl(龍玄とし):色々あるんですけど。自分はロックシンガーとしてある程度やってきたんですけど、色々な歌のカバーを歌ってみたり、ミュージカルの曲に挑戦してみたり、曲も色々とチャレンジしてみたり。また、例えばテレビでしたら、歌番組や音楽番組だけに限らず、バラエティ番組とかクイズ番組ですとか。元々子供の頃は大好きでたくさん観ていたんですけど、なかなか“ロックの斜に構えたイメージ”とはあわなくて。

石丸:これは凄い挑戦ですよね。いまも、“その風貌…サングラスをかけて、髪の毛もカッチリしてらして、ピシャッと洋服を着てらっしゃる方がバラエティに出るとどうなっちゃうんだろう?”って、僕なんか逆に心配になったりします。

Toshl(龍玄とし):色んなチャレンジをして、そこで自分が突破出来たり皆さんに喜んで頂けたりすると、自分の中でも楽しいなと思えますし、そこで学ぶことや感じることがあるので、本当にやって良かったと思いますね。

石丸:Toshl(龍玄とし)さんがチャレンジしようと色んな現場に行かれると、その現場の人が気構えたり、ビックリされたりしませんか?

Toshl(龍玄とし):割と、周りの方のほうが気を使われて「どこまでやって頂いて良いのでしょうか?」って言われるんですけど、僕はもし「やれ」と言われれば、ある程度のことはぶっちゃけてもやってしまいます。“そこのフィールドに入ったならそこのフィールドではっちゃけちゃおう”というのがあるので。

石丸:それは凄いですよね。だからこそ色んなことに挑戦出来るんですね。

Toshl(龍玄とし):最初の頃はすごく戸惑いがあって、やってもいいものか、どこまでやるものか(迷いました)。

石丸:例えば、どんな時にそう思ったんですか?

Toshl(龍玄とし):一番最初はスマホ用の番組で、スイーツを扱う番組だったんです。僕が色んなスイーツを食べ歩きして、“ライブ風スイーツ番組”みたいな。ライブハウスみたいな所でスイーツを食べたりロケに行ったり、自分でも“どうかなぁ?”と思ったんですけど、色々とやらせて頂いたらだんだん楽しくなってきて。

石丸:Toshl(龍玄とし)さんを今までずっと見てきたファンの方が、そこで意外な一面を見たのですよね。

Toshl(龍玄とし):結構、喜んでくださいました。拒否反応がある方もいらっしゃったかもしれませんけど、そこで新しい番組の世界、あまり見たことがなかったバラエティの世界で、そのバラエティ番組を作るためにスタッフの方が頑張っている姿や一生懸命さを見て、なにかちょっと偉そうにしていた自分が恥ずかしくなってきて。色んなところで色んな方が担って、番組を一生懸命作ってくださっているんだな、と。なので僕もそこに飛び込んだなら期待に応えられるようにやらないと本当に失礼だなと思いました。

石丸:それでキッチリ成果を出してね。“新しいToshl(龍玄とし)像”が生まれてきましたよね。

Toshl(龍玄とし):元々ラジオを聴いて育った世代だったので、ラジオも大好きで、数十年前ですけど、TOKYO FMでもレギュラーをさせて頂きました。

石丸:僕ら“ラジオ世代”ですもんね。

Toshl(龍玄とし):深夜放送とか! だから喋りも好きだし、お笑い番組も好きだし、とにかくやれることを。

石丸:どんどん(フィールドが)広がっていくということですよね。
YouTubeチャンネルの開設のお話も聞いてみたいんですけど、これはどんな感じ?

Toshl(龍玄とし):割とスイーツ作りをしていたりするので、最初は“スイーツを作る”というのをやってみようかなと思って、開設しました。スイーツを作っているところを、自分でカメラを回したり、撮って頂きながらやったりしましたね。

石丸:これは観ている人は嬉しいでしょうね。

Toshl(龍玄とし):スイーツを作る時の歌を作ってレコーディングして、そこで(YouTubeチャンネル)流してみたり。

石丸:おお!

Toshl(龍玄とし):「OKスイーツアイランド」。そういう曲です(笑)。

石丸:そういうタイトル?(笑)

Toshl(龍玄とし):子供達にも楽しく観て頂けるようにと思って。

石丸:例えばどんなスイーツをそこに(YouTubeチャンネル)にアップしたんですか?

Toshl(龍玄とし):結構色んなスイーツを作ったんですけど、その時は巻いて作るクレープみたいなものを。自分で作って“本当に天才なんじゃないかな”って思うくらい、美味しかったですね(笑)。

石丸:今度食べさせてくださいよ!

Toshl(龍玄とし):ぜひぜひ!(石丸さんは)YouTubeとかやらないんですか?

石丸:そういうお話を聞いていると、お見せするのも面白いのかなと思って。

Toshl(龍玄とし):僕は、(YouTubeで)スイーツのシリーズである「キャッToshlテレビ」だけでなく歌の方もやっていて、「NAKED VOICE」というシリーズもあって。いわゆる“何にもないアカペラ”と言ったら良いんですかね。“伴奏もなく一発で歌う”っていう、音楽的なものもやっているんですけど。

石丸:多角的だなぁ。そんなToshl(龍玄とし)さんですが、画家としても活躍されていますよね。

Toshl(龍玄とし):画家というにはおこがましいんですけど、2年前ぐらいから描き始めて、昨年は個展をやらせて頂きました。東京ですと、上野の森美術館で「マスカレイド・展 音の世界を、描く 龍玄とし」をやらせて頂きました。

石丸:きっかけは?

Toshl(龍玄とし):きっかけは、ただ“描いてみたい”って思ったんですよね。

石丸:絵は子供の頃から得意だったんですよね?

Toshl(龍玄とし):そんな得意でもないんですけど、描くのは好きで、小学校の時は市の文化祭に選ばれたり。

石丸:じゃあ得意じゃないですか!

Toshl(龍玄とし):得意でもないんですけど、好きだったんです。自分で自分のイラストとか、自分のグッズを作るのに絵を描いてみたりして、そういうのをキャラクターにして作ってたりもしたので。
今回は真面目に、というか、自分の新しい表現方法として描いてみようかなと思って。例えば僕は「龍玄とし」という名前を名乗るようになって“龍”という文字がついたので、龍の絵とか。

石丸:“龍”って難しくないですか?

Toshl(龍玄とし):難しいんです! だからどういう風に描いていこうか考えて考えて、時間はかかりましたけど、結構集中することが出来るようになりましたね。

石丸:最初は小さい絵をお描きになっていたのに、どんどん大きなものにチャレンジするようになって、描くための道具もかなりこだわって選ばれたと聞きましたけど。

Toshl(龍玄とし):何か技術があるわけではないので、普通のやり方ではなく、何か自分にとってインパクトのある、新しい創作のやり方、仕方を持とうと思って。それで行き着いたのが、“自分が書いた楽曲を絵に落とし込んだら、どういう絵が出来るんだろう?”と。

石丸:誰でも出来ることではないですよね。

Toshl(龍玄とし):たまたま楽曲があったので、“その楽曲はどんな色だろう? どんなデザインだろう?”と思って、自分の楽曲の中に入っていって描く…という。

石丸:そこまでいくと総合芸術ですね。

Toshl(龍玄とし):その描いた絵を今度は動かしてプロジェクションマッピングを作って、“音楽と自分の絵と動画でひとつのアートを表現する”ということをやってみたんです。凄く大変でしたけど、凄く楽しかった。

石丸:大変な中でも、“これは完璧だ”みたいなところに辿り着くわけなんですよね。

Toshl(龍玄とし):“完璧”っていうのは、中々ないですけれど。どこが終わりかは分からないですけど、ひとつひとつの絵に対しては自分の楽曲と同じなので、自分なりには真摯に向かい合って、深めていって、アレンジもしてみたりとか。“音楽を作ることと凄く似ているな”って思いました。

石丸:(野性爆弾の)くっきー!さんに、アドバイスを色々と貰ったとお聞きしました。

Toshl(龍玄とし):絵を始めたばかりの当時、自分は絵の素養とか絵の勉強をしてきたわけではないので、“これで良いのかな? 自分の方向性どうなのかな?”と迷っていた時に、筆が止まってしまったんですね。その時にくっきー!さんに、「こういう状況なんですけど、どういう風に描いていったら良いんですかね?」ということを楽屋でお聞きする機会があったんです。

石丸:どんなアドバイスを貰いましたか?

Toshl(龍玄とし):くっきー!さんが「絵を習ってないなんて最高ですやん」みたいな感じで、「そういうカテゴライズにハマらないで自由に描けば良いんですよ」って言ってくれて、それで肩の荷が凄く降りた感じがして。
“どうしよう、ああしよう”というのを色々と考え過ぎて、歌を歌っていてもハマっちゃうと前に進めなくなっちゃうじゃないですか?
だから1回そういうのは棄てて、“真っ新な気持ちでとにかく1回バーンっとやってみよう!”という。“技術とか、そういうカテゴライズされたようなものは気にしないでやってみようかな”って、もう一度原点に返してくれた、くっきー!さんの素晴らしい助言を頂きました。

石丸:“龍玄としらしさ”が、そこからガラッと変わって出てきたということですね。

Toshl(龍玄とし):“自分にしか出来ないことは何だろう?”と考えて。絵を、上手にだったりリアルに描くことは出来ないので、“だったら自分の音の世界を描こう”という考え方のヒントを、くっきー!さんの助言で頂いたなって気がします。

石丸:色んなチャレンジをする、してきている時に、常に心がける事ってありますか?

Toshl(龍玄とし):臆病になったり恐怖心が出たり、“どう思われるかな?”とか周りの目を気にしたり…やっぱりそういうのがどうしても出てきてしまうんですね。
だから、“それに打ちのめされないようにして突き抜ける”というのを持っていないと、自分の臆病さにやられてしまうこともあるので、そこは自分を強く持って信じて。実際に自分がやってきて、“何もかもやってきて良かった”と今は思えるので。
それでも弱虫さは出てきてしまうので、そこの自分を信じて突破していこうという気持ちを持っていないと、中々続かないですね。

石丸:やっぱり“自分を信じること”ですよね。

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