講義録
第2回 日曜大学 テーマ:「タイムマシーン学」
2025.10.12

今週も日本大学文理学部の村田佳樹先生を迎え、タイムマシーンを入口に、高校で物理に惹かれた経緯から、大学教授としての業務までを紹介しました。
先生は「タイムマシーンは多分ない」としつつ、幼少期は宇宙図鑑を繰り返し読み、背表紙が剝がれるほどだったことや、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に夢中になったことを回想。学生代表・蓮見翔さんが「映画のいいカット」と評したこのエピソードが、物理に向かう原点になったとしました。
現在は授業を最優先に、合間で研究と議論を継続。研究は既存の成果を少しずつ拡張し、曖昧な部分を検証しながら、他分野の知見も取り入れて進めています。
日常への応用例として、転倒時のけがのしやすさを位置エネルギーの違いで説明。学ぶ理由については、「世の中の出来事を理解できる。現象を見て、なぜ起きているかが分かると、見ていて楽しい」と述べ、タイムマシーンへの関心を入口に、物理学の魅力を語りました。
🎧OA曲:
踊り子/Vaundy
卒業写真/荒井由実