講義録
第5回 日曜大学 テーマ:「デフリンピック学」
2025.11.02

今週は、11月15日から開幕する「デフリンピック」を深掘り。アダプテッド・スポーツを専門とする近藤克之先生に、競技のしくみや会場の雰囲気まで幅広くお話していただきました。
デフリンピックはパラリンピックよりも古い歴史をもつ大会で、競技は音ではなく「光」「手話」「視覚的合図」を中心に進行します。スタート合図にフラッシュランプを使うなど、環境を工夫しながら競技を公平に成り立たせる点が大きな特徴です。また、サッカーやバレーボールといった一般的な種目に加え、オリエンテーリングのような独自競技も行われています。
聴覚障害には幅があり、競技時は補聴器を外すなど“共通条件”で臨むための調整も必要です。さらに、バランス感覚に影響が出るケースなど、選手自身が向き合う課題もあります。一方で、団体競技では手話や視線を使った“静かな応援”が広がり、会場全体に独特の一体感が生まれるといいます。
近藤先生は、こうした取り組みを通じて「全てのスポーツを特別なものにしない社会づくり」の重要性を強調。誰もが参加でき、誰もが応援できるスポーツのかたちを考える時間となりました。
🎧OA曲
The Autumn Song/ELLEGARDEN
Ya-Ya-yah/CHAGE and ASKA
デフリンピックはパラリンピックよりも古い歴史をもつ大会で、競技は音ではなく「光」「手話」「視覚的合図」を中心に進行します。スタート合図にフラッシュランプを使うなど、環境を工夫しながら競技を公平に成り立たせる点が大きな特徴です。また、サッカーやバレーボールといった一般的な種目に加え、オリエンテーリングのような独自競技も行われています。
聴覚障害には幅があり、競技時は補聴器を外すなど“共通条件”で臨むための調整も必要です。さらに、バランス感覚に影響が出るケースなど、選手自身が向き合う課題もあります。一方で、団体競技では手話や視線を使った“静かな応援”が広がり、会場全体に独特の一体感が生まれるといいます。
近藤先生は、こうした取り組みを通じて「全てのスポーツを特別なものにしない社会づくり」の重要性を強調。誰もが参加でき、誰もが応援できるスポーツのかたちを考える時間となりました。
🎧OA曲
The Autumn Song/ELLEGARDEN
Ya-Ya-yah/CHAGE and ASKA