講義録
第6回 日曜大学 テーマ:「デフリンピック学」
2025.11.09

今週は、11月15日に開幕する「デフリンピック」をテーマに、先週に引き続き日本大学スポーツ科学部の近藤克之先生を迎えて、競技の特徴から社会的な意義までを幅広く伺いました。
まず取り上げられたのは、デフリンピックがなぜ広く知られていないのかという素朴な疑問でした。パラリンピックはオリンピックと同じ舞台で開催されるようになり、一気に世の中の注目が集まりましたが、デフリンピックは今も独立した大会。競技運営には国際手話が必要など、独自の条件も多く、広く浸透しにくい側面があるそうです。
そのうえで、デフリンピックならではの魅力として語られたのが“静かな応援”。6万人が静かに選手を見守ることもあり、“応援=大きな声”という固定概念が揺さぶられる場面も多いそうです。そこには、競技そのものだけでなく、応援文化の多様性を考えさせるヒントがあると語られました。
さらに、スポーツの役割についても議論が深まりました。
デフリンピックは“障害の有無を特別視しない社会”を示す場であり、多様な人が自然に参加できるスポーツの姿を投げかける大会でもあると先生は話します。
後半では、蓮見翔さんが元陸上部として経験談を披露。
幅跳びで“足音でリズムを取っていた”自身の経験から、デフリンピック選手が音を頼れず苦労する点に納得されていました。
「音に頼らないスポーツ」が教えてくれる、新しい応援文化とスポーツの価値に触れた回でした。
🎧OA曲
SWAG / Eddie Benjamin, Kash Cobain & Justin Bieber
ALL MY TREASURES / 織田裕二
まず取り上げられたのは、デフリンピックがなぜ広く知られていないのかという素朴な疑問でした。パラリンピックはオリンピックと同じ舞台で開催されるようになり、一気に世の中の注目が集まりましたが、デフリンピックは今も独立した大会。競技運営には国際手話が必要など、独自の条件も多く、広く浸透しにくい側面があるそうです。
そのうえで、デフリンピックならではの魅力として語られたのが“静かな応援”。6万人が静かに選手を見守ることもあり、“応援=大きな声”という固定概念が揺さぶられる場面も多いそうです。そこには、競技そのものだけでなく、応援文化の多様性を考えさせるヒントがあると語られました。
さらに、スポーツの役割についても議論が深まりました。
デフリンピックは“障害の有無を特別視しない社会”を示す場であり、多様な人が自然に参加できるスポーツの姿を投げかける大会でもあると先生は話します。
後半では、蓮見翔さんが元陸上部として経験談を披露。
幅跳びで“足音でリズムを取っていた”自身の経験から、デフリンピック選手が音を頼れず苦労する点に納得されていました。
「音に頼らないスポーツ」が教えてくれる、新しい応援文化とスポーツの価値に触れた回でした。
🎧OA曲
SWAG / Eddie Benjamin, Kash Cobain & Justin Bieber
ALL MY TREASURES / 織田裕二