講義録
第7回 日曜大学 テーマ：｢バイトに見る経済学｣
2025.11.16
今週は、日本大学経済学部の鶴田大輔先生を迎え、アルバイトの現場から見える“経済のしくみ”を読み解きました。
バイト先で高齢者を見かけることが増えている背景には、経営者の高齢化や人手不足が関係しており、若者にとっては“選ばれる側”としてチャンスが広がっているという指摘も。蓮見翔さん自身も、学生時代にお酒の配達や牛丼店などで働いた経験から、「自分より年上の新人が入ってくると気まずかった」とリアルな感覚を共有しました。
話題は、情報の非対称性による「マッチングの難しさ」にも発展。バイトの採用から、企業のM&A、さらには結婚まで——“相手の情報がわからない”という経済学の基本問題が共通していることに、蓮見さんも思わず「確かに全部そうですね」と納得した様子でした。
最低賃金の引き上げについては、大学生にとっては追い風である一方、企業側には人件費負担が重くのしかかり、倒産が増えている現状にも言及。経済の新陳代謝として、早めの撤退支援の必要性も語られました。
最後に、鶴田先生は大学教授を志した理由として「自分の考えが論文として残り続けることの魅力」を紹介。蓮見さんも「探究心が豊富な人が向いているイメージ」と応じ、学びの奥深さを共有しながら番組を締めくくりました。
🎧OA曲
The Show Goes On / Lupe Fiasco
Don’t Take Your Time / Roger Nichols & The Small Circle Of Friends
バイト先で高齢者を見かけることが増えている背景には、経営者の高齢化や人手不足が関係しており、若者にとっては“選ばれる側”としてチャンスが広がっているという指摘も。蓮見翔さん自身も、学生時代にお酒の配達や牛丼店などで働いた経験から、「自分より年上の新人が入ってくると気まずかった」とリアルな感覚を共有しました。
話題は、情報の非対称性による「マッチングの難しさ」にも発展。バイトの採用から、企業のM&A、さらには結婚まで——“相手の情報がわからない”という経済学の基本問題が共通していることに、蓮見さんも思わず「確かに全部そうですね」と納得した様子でした。
最低賃金の引き上げについては、大学生にとっては追い風である一方、企業側には人件費負担が重くのしかかり、倒産が増えている現状にも言及。経済の新陳代謝として、早めの撤退支援の必要性も語られました。
最後に、鶴田先生は大学教授を志した理由として「自分の考えが論文として残り続けることの魅力」を紹介。蓮見さんも「探究心が豊富な人が向いているイメージ」と応じ、学びの奥深さを共有しながら番組を締めくくりました。
🎧OA曲
The Show Goes On / Lupe Fiasco
Don’t Take Your Time / Roger Nichols & The Small Circle Of Friends