今週の日曜大学は、先週に引き続き日本大学 生産工学部 建築工学科の鎌田貴久専任講師をお迎えし、「建築の最新トレンド」後編についてお話を伺いました。 日本で木造ビルが少なかった理由と最新技術
番組前半では、日本でこれまで木造ビルがあまり作られてこなかった歴史的背景に注目。関東大震災などの甚大な被害を受け、かつては木造を制限する動きがあったそうです。しかし近年、火事や地震が起きても安全に避難できる基準が整ったことで状況が変化。あえて木を太くして燃える部分を計算に入れる「燃え代設計」や、鉄骨との組み合わせなど、現代の建築技術が紹介されました。また、木造は建物自体が軽いため基礎工事のコストを抑えることができ、海外では古いビルの上に軽い木造で増築するユニークな試みもあるそうです。 「適材適所」で楽しむこれからの建築
番組後半では、木材の経年変化を「味」として楽しむ視点について解説。さらに、鎌田先生が好きな建築家のお話から、鉄と木それぞれの良さを活かす「木に無理をさせない設計」の魅力に迫りました。実は「適材適所」という言葉も、もともとは木造建築の世界から生まれた専門用語なのだとか。
明日から街を歩くとき、建物の屋根や構造を少し想像してみるだけで、日常の風景がもっと豊かに感じられそうな、楽しい時間となりました。
🎧OA楽曲
Because We Can / Bon Jovi
Tank! / The Seatbelts