2018/8/19
『おと語り』は、若いリスナーさんも増えましたが、男性リスナーも増えました!
「昔は“武士は食わねど、高楊枝”というような、男はいちいち本音を言うものではないという昭和的な教育を受けてきましたが、メールを拝見していると“男性の概念”も、ずいぶん昔と変わってきているのか、正直になってきているのではないでしょうか」という江原さん。
今日は『男の悩み』のメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Always / ボン・ジョヴィ
◇やからみち / 江原啓之



「僕は“恋に恋する”傾向があります。つい最近も、恋に恋をしてしまいました。相手に告白をしましたが、今は付き合えないとの返事をいただきました。その返事に落胆したのですが、冷静になって考えてみると、相手に魅力はありますが、これといった決め手となる魅力がわからず、なぜ彼女を好きになったのかわからないのです。加えて、相手の悪い部分を無理に受け入れようとしている気がします。そこで、自分自身でよく考えて見ると、相手の魅力から好意を持ったのではなく“恋愛”っぽいハラハラ・ドキドキ感が楽しくて彼女に夢中になっていたのかな…と思います。また、今までの恋愛もこのケースがほぼすべてだと思います。これでは、幸せになれないですよね…?できれば、価値観や考え方の合う人と出会い、良いことも悪いことも共有しながら、絆を深められる人生を送りたいです(涙)。“恋に恋する”のではなく、しっかりと相手を見て恋愛したいです。江原さんは“恋に恋する”ことについて、どのように考えておられますか?もし、その傾向が強い私にアドバイス、または叱咤があれば、ぜひお願い致します」というメールをいただきました。

江原さん
「まず良かったなと思うのは、あなたに振り回される女の子がいなくて良かった(笑)。よくぞ振ってくれた!女の子からしてみたら、冗談じゃないと思うでしょう。悔しかったら、真剣に人を好きになってみてくださいね(鈴)!」


「ネガティブメールです。職場で中間管理職の立場で、上司と部下との関係にほとほと疲れてしまいました。上司は、一度失敗して以降、話を聞いてくれなくなり、部下は注意をすると、突然、激高するなどコミュニケーションを取るのが難しく、色々努力してきましたが、仕事に支障が出て、どう対応したらいいのかわかりません。相談できる人もいません。妻は話を聞いてくれつつも“どこに行っても大変なのは同じ、問題は私自身の打たれ弱さ、天職と適職、食べるため生活するために働く、感情はいらない”等、言われますが、もう限界です。食欲がなくなり、良く眠れない、気持ちが悪く、人の話も聞けなくなります。給料は安くてもいいから管理職を降りたいです。体が壊れる前に辞めたいです。妻は転職には反対しないけれど、不安なようです。何でもいいので、ご助言いただけると幸いです」というメールをいただきました。

江原さん
「これは結構、限界がきていますね。何でも真正面から受けて、すごく良い人なのでしょう。抜いたり、逃れることを知らない人。私のように古狸のような感じだと、こういった時は演じる。演じることをした方がいい。上が話を聞いてくれない時は“私がダメだっていうことなのですね…!!”などと言ってみる。そうすると“大丈夫か。キミ!”となる。そっちの方が楽。上司からしてみたらあなたは部下。部下がおかしくなったら上司の責任。“あぁー!!もう私は無理です!!!”などと、変なことを言えばいい。激高する部下には、いつも『おと語り』で私が言っているように、民謡・合いの手作戦。激高すればするほど“ハイ〜ハイ!”と、心の中で思って受け流す。でも、真剣に聞いているふりを演じる。それができない場合はどうするか。目をつぶっていればいい。すると、何かを考えているように見える。自分自身が壊れるのであれば、壊れる前に転職をした方がいい。それは、仕方がない。けれど奥さんが言っていることは、全部正論。仕事は食べる為。人は、食べる為に仕事をしているのであって、仕事をする為に生まれてきたわけではない。一度、演じることをトライしてみて、それで自分が“できないな”と思ったら転職してもいい。これをひとつのイニシエーションにしてしまいましょう。いかがでしょうか。頑張ってくださいね」


「仕事についての悩みです。実は、お恥ずかしながら、大学を出てからの4年間で4回も転職してしまいました。この5月から自分がやりたい!と思った仕事をしているのですが、家族もいる上に、転職を繰り返している夫に対する目線は、多方面から冷たく、最近、自信がなくなってきています。またこの会社を辞める時がくるのだろうか、このまま転職を繰り返したら家族を幸せにできないのかな、とか色々考えてしまいます。もちろん、今の会社で全力を尽くしているつもりではありますが、自分に自信をもって、イキイキと働くにはどうしたら良いのでしょうか。同僚は、前向きな人ばかりで環境はすごく良いと思っています。稚拙な悩みで申し訳ございません。もし可能でしたら、教えて下さい」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたは実直なのでしょうね。けれど天職と適職ということが分かっていない。“天職”というのは喜び。けれど“喜び”では食べてはいけない。“適職”は、食べる為。お医者さんや学校の先生であったとしても、絶対に“天職”ではない。自分がやりたいことをやっているようでいて、結局、国や経営の仕組みの中で、自分がそうは思わないこともしなくてはいけなかったりと、絶対に嫌なことがあり“適職”の部分が大きいと思う。ほとんどがそうでしょう。あなたも“適職”をお持ちなのだから、そこは努力をして“天職”を持つべき。趣味や楽しみは何か。家族をみることが趣味でもいい。何か自分自身の喜び。また、仕事の中でも喜びを作ることはできる。お給料の中に入ってはいないことだけれど“おはよう!”などと声をかけて、楽しくする。職場は、楽しくしてもらうところではなく、楽しくするところ。そのことをよく理解していけばいい。今まで転職を繰り返したということを、呪文のように自分に植え付けるのはいけない。心配というのは、心を配ること。だから、そちらの方に持って行ってしまうんです。平均台などと一緒。“落ちる落ちる!”と思っていると落ちる。気にしない方がいいんです。頑張ってくださいね」


「自分の性格のことで悩んでおります。自分は男の割に優しすぎて、男らしい、頼れるように振る舞うことができません。兄弟構成も上に姉、下に自分で、家庭では親や姉に従う、学校では先生に従う、小さい頃やっていた野球では監督に従うといった具合で、受け身で生きてきました。そんなことから、女性とのお付き合いにも自信なく、年齢=彼女なしで来ました。これではいけないと思い、結婚相談所に入り、数人の方との見合いを経て、ある年上女性といい関係になりました。これから相手のご両親に挨拶と、相手の女性へプロポーズする段階まで来ています。女性と相手の両親に結婚のO.K.をもらうため、頼りがいのあるところをみせたいのですが、先にも述べた通り優しすぎるところがあり、どうしたら男らしい人間になれるかご教授頂けませんでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「自分で自分のことを“優し過ぎるところがある”と言う人を、私はあまり見かけない。めずらしいタイプの方ですね(笑)。“野球では監督に従う”というけれど、ただ監督に従うだけで伸びる選手というのはいない。監督や先生とは、エネルギーとエネルギー、熱意と熱意のぶつかり合いの相乗効果で良くなるものだと思う。だから、まずその考え方は間違っているのではないかなと、私は思うんです。けれど、何事も女房役というのはあるので、そういうふうな人なら、それはそれで良いのではないでしょうか。男らしい人間にならなくてもいいのでは。この受け身が“男らしい”と思えばいい。こういう人も重要。最近、女の人も強い。せめてヒールで蹴られたりすることはないようにお願いしますね」


「現在、無職。しかもデブです。“これではいけない。これではいけない”と、思う毎日です。それでも信じてくれる人もいるので、母親のためにも頑張りたい。しかし…もう諦めている自分もいます。生きているだけでも、まわりに迷惑なんじゃないかと思っています。正直 この年齢(54歳)でも、まだ魂を磨くこと、経験と感動をするには間に合いますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「いつからでも間に合います。こうやって期限をつけることが物質的価値観・成果主義でダメ。デブも、健康の為には痩せられた方がよろしいかと、自戒も込めて申し上げます。仕事も何でもいいからやるんです。職業貴賤もない。急に今から就職するのが難しいのであれば、アルバイトからでもいい。一気に勤めようとするのは大変。ちょっとずつ色々とトライしていく。その最初の一歩というのが重要。結局は積み重ね。些細なところから積み重ね。頑張ってくださいね!」



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●江原啓之 今夜の格言
「この世の学びは、経験と感動です」
「ほんとうの優しさは、責任感です」

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(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
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