2019/3/17
春の便りが聞こえてくる季節になりましたね。
夫婦の関係は千差万別。
今日は『夫婦の在り方』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Honey,Honey / アバ
◇やからみち / 江原啓之



「夜、3歳の息子を寝かせる時に必ずと言っていい程、邪魔をしに来る主人に“邪魔せんといて。起きとる時に遊んで”と何度も言っていました。しかしある日、ついに堪忍袋の緒が切れて“この子が寝たら仕事から帰ってきて”と言ってしまいました。主人は“ひどいなぁ”と言い、怒ってその日は本当に帰ってきませんでした。翌日、主人は私に“お前が寝るまで帰ってくるな言うたけん待ちよったのに、子どもが寝たら電話ぐらいしてこいや”と言われたので、それに対して言い返し、また主人を怒らせてしまい、寝室を別にされてしまいました。主人は怒ると怖いので話しかけられず、業務連絡ぐらいしか会話がなくなり、2ヶ月が経ってやっとの思いで謝ったのですが“もう遅い”と言われてしまいました。その後も何度か謝ったのですが許してくれず、家庭内別居状態が続いています。これから先もこの生活が続くのかと思うと精神的に辛く、いっそのこと離婚した方がいいのではと考えてしまいます。離婚はしたくないのが本心ですが、非常に辛く、一日中そのことを考えてしまいます。家庭内別居が3ヶ月も続いて、主人にも今のままの生活でいいと言われ、私はどうすることがいいのでしょうか?離婚はしたくありませんが、このままの生活が続くのであれば、離婚した方がいいのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「夫婦は難しい。旦那さんは、子どもが可愛くて好きだから、ちょっかい出しちゃうのでしょうね。奥さんの“せっかく寝かしつけているのに…”という気持ちもわかる。奥さんは毎日子育てをしていて、夫は帰ってきた時だけ可愛がって…と思うのでしょう。わかるけれど、言い方しだい。夫婦になると、余裕がなくなってしまうのかもしれない。旦那さんも“邪魔せんといて”と言われてカチンときた。でも“電話でもしてこいや”と言うということは、子どもが寝るのを待っていたのでしょう。そう考えると切ない。私はこのご主人と似たタイプだから、ご主人の気持ちもわかる。色々と我慢をするけれど、シャッターが下りたら最後なんです。もう二度と開かない。シャッターが下りる前になんとかしてちょうだいよ…と思うところがある。そう思う人もいるんです。けれどこの件は、お互い様ですよね。お互い様のどうでも良いところでこじれて離婚になってしまうこともある。旦那さんも旦那さんで良くないけれど、あなたもダメだなと思うところは“このままの生活が続くのであれば、離婚した方がいいのでしょうか”という根性の弱さ。旦那さんのことを愛しているのかどうなのか。自分が優位でなくなったら、面倒くさいから離婚した方がいいのかと逃げに入ってしまう。離婚したくないのであれば、今のうちになんとか修正しないと。旦那さんもまだ“離婚”とは言っていない。あなたの気持ちも分かるけれど、あなたの一番いけないところは、すぐに何とかしようとするインスタントな考え方。ここまでこじれるということは、旦那さんも何度も家に帰るのを遠慮したんだと思うんです。予定があってだといいけれど、予定もなく、子どもが寝るのを外で待っていると“オレって何の為に働いているんだろう…”と、みじめな気持ちになる。世の中の奥さん、絶対にしてはいけないことがあります。奥さんは、お子さんと一緒の時間が長い。旦那さんとちょっとケンカになると、子どもを自分の方に引っ張っていくことはいけません。“ホラホラ、行こう向こうへ”などと、多勢に無勢で、お父さんを孤独にさせる奥さんが結構多いんです。旦那さんを別の女の人のところに行かせてしまいますよ。お母さんもいつも子どもと一緒にいて大変なのは分かるし、悪気がないかもしれないけれど、そういった夫婦の揉め事に子どもを使わないこと。もう少し気持ちを伝えたら、旦那さんも気持ちが変わるかもしれない。それで変わらないのであれば、旦那さんも旦那さんだと思った方がいいですね」


「私はただ今、離婚調停中です。夫とは30年、暮らしを共にしました。子どもは3人、どの子も順調に育ち、大変幸せでした。破綻したのは、夫の仕事が重役の為、忙しかったことと、私の習い事などですれ違いの時間が多くなり、夫側の不満が溜まってしまったことによります。2人で話し合って買ったマンションには、一緒に一年過ごしたまま、夫が家を出て別居状態になりました。何度も私からやり直そうとメッセージは送り続けましたが、聞き入れてもらえず2年が経過、厳しい財産分与を提示してみても、条件は飲むから離婚したいの一点張り。とうとう近いうちに決着することになりました。子どもたちは成人しているので、養育費の問題はないけれど、一度、破綻したらもう元には戻れないものでしょうか。専業主婦でしたが、今は働きながら、将来どうしていこうか思案しています。もう相手の気持ちが変わらないようなので、思い切って別れた方がよいのでは、と思いながら、あまりにも急な展開に自分でも驚いています。ここは流れに逆らわず、別れることを選んだ方が良いでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「別れた方がいいでしょうね。子どもが巣立ってしまったので、留まるものはなくなってしまった。一旦、お互いが自由になった方が、友達になれるかもしれない。旦那さんも離婚して自由を満喫したいのかもしれない。仕事もやるだけやったし、経済面もみんなみているし。別れた方が“どうなの?体調は?”などと、一番良い距離の持ち方でいられるかもしれない。一番良い道を選択できるかもしれないですからね。結婚というのは、婚姻だけの問題。人間の心の学びなのです」


「私は9つ上の夫と5歳の息子、もうすぐ1歳の娘の4人家族で、幸せにくらしています。じゃあ相談なんてないんじゃないの?と思われると思いますが、聞いてみたいことがあり、江原さんならどんなふうに回答してくださるかなー?と興味もあります。それはお金と御縁が薄いように感じていることです。家のお財布事情は夫が管理しています。“稼いだお金は頑張って稼いだ人のもの”という感覚が私にあり、家族を養う為に夫に稼いできてもらっているのだから、夫から“これ今月の生活費ね”と頂戴するのが筋ではないかと思っているのです。ですがお出かけの際のお会計でよくカードを使っているのが気になって、何ヶ月か家計簿をつけてみたところ、なんと我が家はギリギリのところで赤字運営だったのです。今年のうちに娘を保育園に預けて、私も今より多く働くから少しは家計も良くなると思いますが、特に豪遊した覚えもないし、夫もお酒も飲めなければ、付き合いより家族の方が好きという人で、贅沢なことは何もしていないと思うのです。でも貯めるまでのお金はない…子ども達にもいくらか残してあげたいのですが。何か金運につながる良いアドバイスなどお願い致します」というメールをいただきました。

江原さん
「“金運につながる”と言っていることが、まずダメ。ファジーなんです。ファジーだからお金に縁がない。あなたの言っていることは、良い様にも聞こえるけれど“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”です。知恵を使っていない。旦那さんにぶら下がって生きているだけ。あなたも働いているので、本当の依存心ではないけれど“金運につながる”という甘いことではダメ。子どもを育てるのと同じで“心を鬼にして”という言葉がある。あなたのメールは、古風な人のように聞こえるけれど、私はそうは思わない。古風であるならば、例えば“もう少し余剰のお金をください”と夫に言って、お金をもらって貯めるんです。ヘソクリも自分の為ではなく、いざという時の為のヘソクリは、大我な愛だなと思うんです。“ただ夫に任せる”というのが“大我”ではない。あなたも一緒に一生懸命働いているから良い人だとは思いますが、心を鬼にして、家族の為にやってみた方がいい。甘えた“金運”なんてありません。“金運”には知恵がいるのです」


●江原啓之 今夜の格言
「甘え合うことが夫婦ではありません」
「理解し合う学びこそが、夫婦の学びなのです」

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(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
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