2022/6/19
『おと語り』に届く最も多い質問のひとつに“身内”についてのお悩みがあります。
「近い存在であるからこそ、依存心がそこにあるのでしょうね」という江原さん。
今日は『身内のお悩み』をご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇What Is Life / ジョージ・ハリスン
◇とねりこの木 / 江原啓之


Qご紹介したお便り


「最近、『おと語り』を母に勧められて聴き始め、毎週楽しみに拝聴しております。そんな母についての相談です。今年、私は妊娠し、旦那と出産前に実家に引っ越してきました。久しぶりに一緒に生活して思い出したのが、母のネガティブかつ意地の悪い性格です。母は昔からネガティブ人間で、マイナスな言い方ばかり。「昔は誰も手伝ってくれなかった」「家事は全部、私がやっていた」とかそんなことばかり。原因は母にあると思うんです。私がよかれと思って手伝った家事も「ありがとう」の一言より先に、「こうしてくれればな」と言ったり。父がお土産のパンを買ってきたら、「アレじゃないのか」と文句をつける。「そういう言い方はよくないと思うよ」と言っても「冗談じゃーん、ハイハイ」と誤魔化します。素直に「ありがとう」「ごめんね」が言えないんです。自分が家事をすべてやるのが嫌なのか、私の食器だけ置きっぱなしにされたり、洗濯物も故意に取り込んでもらえなかったり…。私達の洗濯は自分でしますし、仕事を辞めたので料理の手伝いもしようとしますが、断られます。でもしないとしないで文句を言うのです。これから一緒に暮らしていく上で私もストレスがたまるし、子どもが母の影響を少なからず受けてしまうのではと心配です…。私は今後どういうふうに対応したらよいでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「お母さん、聴いているんじゃないかな(笑)。大丈夫?これは簡単です。親しき中にも礼儀あり。娘さんとしての立場で気持ちはわかるけれど、お母さんへの労いが足りないんじゃないかな。“今”しか見ていない。長い歴史を見ていないじゃない。お母さんの「昔は誰も手伝ってくれなかった」「家事は全部、私がやっていた」という気持ちがわかるんです。要するにお母さんにまだ愛の電池が貯まっていない。人は愛の電池で生きるんです。愛の電池が満たされたら、お母さんもポジティブな言葉が出てきますよ。それにはあなたが充電してあげないと。「お母さん、ありがとうね」「どうもね」と言ったり、パンを買ってきて「あれじゃないのか」と言われたのであれば、「お父さん優しいね。お母さん、幸せだね」とか言ってあげればいいだけなのに。あなたもまだ娘のままでいようとしていて、“今”しか見ていないんですよね。洗濯物を取り込んでもらえなかったのも当たり前だと思えばいいのです」

Qご紹介したお便り


「江原さんにご相談したいことがあり、初めてメールさせていただきました。娘との相性のことです。妊娠中の娘が、娘夫婦の希望で出産前に同居したい(ゆくゆくは同居予定)ということで、先日、引越ししてきました。以前から娘とはぶつかることが多く、それを私はとても心配していましたが、案の定、そうなってしまいました。まだ同居間もないので、お互いの生活のペースをつかめないのは仕方ないと思いますが、上手く噛み合いません。妊娠中にストレスを与えてはいけないと思いつつも、私もストレスがたまります。親としていけないこととは思いつつ、抑えきれないときがあります。私はどう対処していったらいいでしょうか?アドバイスお願いしたいです」というメールをいただきました。

A江原さん
「このメール、先ほどの方のお母さんではないですよね(笑)!?あまりにも噛み合う話過ぎて!!!あなたの立場で言うのならば、同居するからいけないんです。日本人の悪い癖。日本人って大体、良いことから始めるんです。マイナス面を見ない。よく私の本にも書いているのですが“ケンカは先しろ”。日本人って良いことばかりを最初に思い描いて進めてしまいませんか?それで後になって「こんなはずじゃなかった」「あんなじゃなかった」と必ず言うんです。「とっても良い人に会ったの!」と、何もわかっていないのに言う人が多い。逆に最初にケンカをしたのに、後からすごく仲の良い人っていますよね。だから“ケンカは先しろ”で、腹の中をお互いに見て、気質がわかった上で、距離をちゃんとしっかりと保ち、腹八分か六分くらいでいた方がいいんです。でも、もう引っ越してしまっている。どう対処していったら良いのでしょうかということですが、とにかく子どもさんが生まれるのを待って、マタニティブルーもあるかもしれないから、それが過ぎたら少しずつね。でも今度は孫が可愛くてデレデレしちゃったり…。みんなで磨き合ってください!」

Qご紹介したお便り


「ご相談です。主人の両親から「もう年なので何があるかわからないため、そろそろ土地の名義を変更する」とお話がありました。いずれお墓を守る為に田舎に帰らないといけないのですが、まだその地には住んでおりません。相続する土地も竹藪になっているのか、どのような土地かも把握していない状態です。主人の両親もすべての土地を把握していないような返答でした。固定資産税が毎年2桁いかないくらいはかかります。私達にはまだ小学生の子どもがおり、これからお金もたくさん必要になって来るため、固定資産税を払っていくのはしんどいと思っています。ただ、すぐに相続をして払わないといけないのであれば、すべての土地を見て、活用出来そうな土地の固定資産税は支払っていくとしても、何にも活用できず荒れ放題、放置している土地なら国や自治体に返したり、譲渡したりしていいのではないかと主人に話しています。主人はまずは土地を見てからと言っているのですが、自分が買った土地でもないのに勝手に手放していいのかと悩んでいます。代々受け継いできた土地を手放すことをご先祖様にお伝えして実行することはしても良いものでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「これはありがちですね。地方などでご先祖様からの土地があって…というお悩み、よく聞きます。けれど、みなさん誤解していることなのですが、国や自治体に返したり、譲渡したりということを簡単に言いますが、国もいらないものを渡されても困るし、そんなに簡単にはいかないんです。あとは、ラジオで言うのもなんですが、この国では財産は残らないようになっている。相続していくうちに消えていくようになっているんです。だから、ご先祖様からの想いというのはわかりますが、整理をしていく方向の方がいいのではないか。すべての土地を把握して弁護士さんなどに相談なさった方が、活用できること、できないこと(が判断できる)。こういう話はたくさん聞くんです。例えば、農業をしないのに農地があったり。みんな困っていますよね。それでいて気の毒なのは、日本の場合、農業は素晴しくてやってもらいたいのだけれど、みんな生活が苦しく大変。就農して、多くの人が食べていけたらいいのだけれど、なかなかうまくいかないみたい。国の政策の問題もあると思うんです。
あなたにおいては後継ぎなのですから、ご主人と一度よく全部調査をして、ご両親とよく話し合って、“これは将来、負担だ”というようなことまで整理した方がいいと思う。ご先祖様は、そんな苦しめたり、物質にすがったりしませんからね。大丈夫!!」

Qご紹介したお便り


「私の父は82歳です。銀行員として定年まで勤め、頭もとても良く、常識的な父だと思ってきました。しかし、ここ10年ほど、インターネットから情報を得て、父なりに勉強をしているのですが、思考がどんどん偏っていってます。「TVや新聞は正しい情報を流していない」と、今回のロシアとウクライナの戦争も、グローバルリズムや、トランプとプーチンの関係のことを話しています。家族と意見が合わず、「まだ目覚めていない」と言い放ちます。私はたまに父に会うと、意見が対立するような話題を避けたりしますが、一緒に住んでいる母が辛そうです。何か父に対するアドバイスがあれば、ぜひよろしくお願い致します」というメールをいただきました。

A江原さん
「これは簡単なことだと思うんです。「そういう話はやめよう」と言うだけ。なぜかというと、私はお父さんの考えも間違っているとは思わない。あなたもあなたで、お父さんの考えが偏っているとなぜ決めつけるのか。お父さんにしてみたら、あなたたちが偏っている。そういった意味ではお互いを認め、「それはそうなのね。私は違う考え」と、それで良いことなのに、お互い言論統制をしているみたいになってしまっている。余裕のあるときは「じゃ、お父さんの意見をどうぞ」と、聞いてあげればいいじゃないですか。お互いをしっかり尊重し合うということが大切だと思います」


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“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
6月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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●江原啓之 今夜の格言
「人生に無駄はありません」
「相手のたましいの邪魔にならない程度に見守りましょう」

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