
Photo by Sarah
今日は番組に届いたこのメッセージをきっかけに
「カラーズ・オブ・サウンド」をテーマにお送りしました。
●徳島県にお住まいの、ラジオネーム:バオバブの木さん(女性)
私のPeace of Mindは夕焼け空です。特に夏の終わりの夕焼け空が好きで、
西野空が濃い群青色から、濃い赤紫、赤のグラデーションに染まっている時が一番好きです。
これを見ると一日の疲れが飛んで、明日もがんばろうという気持ちになります。
・・・ステキなメール!風景が浮かんでくるようです。
色々なカラーがでてきたこのメッセージですが、実は、サラは音が色で見えるんです!
「???」が、浮かんだ方!説明しましょう。
ひとり遊びが得意で5歳でバイオリンをはじめたサラ。
小さい時からどうやったら音を覚えられるかが不思議で、
音を覚えようとある日、ピアノの前で座っていていたとき、
「”ド”はオレンジっぽいな~」と、何気なく思ったところから、
レは深い森の緑。ミは風が混じったブルーなどなど、音を色に置き換えていったのだそう。
それがきっかけで、音が色で見えるようになったのだとか。
そんな風に、音が見えたり、色が聴こえたり、言葉を味わえたり、
同時にいろんな感覚が働く人の事を「共感覚者」というのだそう。
音楽界では、フランスの現代音楽の作曲家オリヴィエ・メシアンも共感覚者。
メシアンは意図的に色で作曲していて、「黄色いトパーズのコード」
「鮮やかな緑のコード」など、楽譜にも色で音のニュアンスを指示していたとか。
さらに、サラが大好きな作曲家のひとりドビュッシーは、
一瞬の光や雰囲気をとらえニュアンスを音で現す事が出来た「音楽界の印象派」。
ピアノのソフトペダルをずっと踏んでいるから、音がこもっていて、
印象派の絵のように、ぼやけた色をドビュッシーは「音」で表しているそうです。
ちなみに、現実逃避したい時、サラはピアノでドビュッシーの「月の光」を、
弾いているそうですよ(笑)
現在ポーラ美術館では、企画展「セザンヌ―近代絵画の父になるまで」の開催に合わせて、
現代美術作家の越中正人さんによるセザンヌ作品からインスピレーションを受けた
インスタレーションを公開。映像作品に合わせて、サラがセザンヌへのオマージュをこめて
作曲、演奏した曲「Homage to Cezanne 」を重ねています。
<INFOMATION>
来週は「癒しの音」がテーマ。
リスナーのみなさんからも「癒しの音」を大募集!
川のせせらぎ、鳥の声、キッチンで料理をしている音…
どんな音が自分にとって「癒しの音」なのか、ぜひメッセージを送って下さい!
サラが共感するか?それともしないのか・・・!?
メッセージは
コチラからお待ちしています!
<PLAY LIST>
M1 Turn to Light /Sarah Àlainn
M2 月の光 / Debussy
M3 Homage to Cezanne /Sarah Àlainn