社員インタビュー

社員座談会-プロデュースする仕事編

番組制作やイベント企画、新放送サービスi-dioの展開等で必要不可欠なのが「プロデュース力」。
その力を発揮し続けているTOKYO FMのプロデューサー達がプロデュースの仕事の魅力、そこにかける熱き思い
を語り合います。

  • 砂井 博文
  • 砂井 博文
    (番組制作会社を経て2006年入社)
  • 編成制作局編成制作部 所属。人気ラジオドラマ「あ、安部礼司」プロデューサー。今年3 月開始のV-Lowマルチメディア放送「i-dio」の番組コンテンツを制作するTOKYO SMARTCAST社でチーフプロデューサーも務める。
  • 大橋 竜太
  • 大橋 竜太
    (1999年入社)
  • 編成制作局編成制作部 所属。平日朝の全国ネットワイド番組「クロノス」、平日午後の「シンクロのシティ」、土曜午後の番組等のプロデューサー。入社以来、一貫して番組制作に関わり続けている。
  • 石川 泉
  • 石川 泉
    (2001年入社)
  • 営業局第1営業部チーフ。入社以来、営業の最前線に立ち続け、数多くの番組や企画をスポンサーに提案し実現している。人気ラジオドラマ「あ、安部礼司」のクライアント担当として2015年には日本武道館でのイベントも実現させた。

※インタビューは2016年3月時点の内容です。

プロデュースする仕事とは
砂井博文(番組制作会社を経て2006年入社)
砂井:
プロデュースに関わる大橋君と石川君と僕の3人が集まった訳ですけれど、まず年長者の僕から話しますね。僕は、日曜夕方5時放送のラジオドラマ「あ、安部礼司 -BEYOND THE AVERAGE-」(以下「安部礼司」)のプロデューサーのほか、新放送サービスのV-Lowマルチメディア放送「i-dio(アイディオ)」のコンテンツ制作を行うTOKYO SMARTCAST社で、編成制作部長として音楽・カルチャー・ニュースを発信するチャンネル「TS ONE」の編成制作を統括しています。
プロデューサーの仕事は、番組に関わるスタッフが、各自の才能を最大限発揮できる環境を用意し、一つの方向に向かって成功に導く道筋をつける仕事なんです。「安部礼司」のような出演者、ディレクター、脚本家、リサーチャー、WEB担当など多くのスタッフが関わる番組は特にそこが重要になってきますし、クライアント、広告代理店、営業部との連携、調整も重要なファクターです。
大橋:
僕は平日朝6時~のワイド番組「クロノス」や、午後3時~の「シンクロのシティ」などのプロデューサーをしています。番組で取り上げる内容やその取材、選曲などはディレクターが担当する仕事。プロデューサーは、番組の方向性を定め、制作スタッフをまとめながら、営業との橋渡しや調整を行うことが一番大きな仕事になります。
我々民放はクライアントがいてこそ放送ができますので、僕らが求める「面白いこと」「伝えるべき情報」と、クライアントの「こういうことをやりたい、伝えたい」という思いを、どうつなげて、リスナーに届けられるか。それを営業と会話して方向性を決めて、コーナーや番組という形で表現できるよう演出の指示をしていく役割を担っています。
石川:
大橋さんからも話があったように、民放は広告主であるクライアントがいてこそ番組が作れます。それはテレビ局も同じなのですが、ラジオ局の営業の大きな特徴は決められたCM枠や番組を売るだけではないということ。営業担当自身が考えた企画でも、リスナーが楽しめるもので、かつクライアントが魅力を感じてくれれば実現できてしまうのです。
こんなことができたらリスナーは楽しいだろうな!そして、クライアントの伝えたいメッセージもうまく落とし込めるな!という企画を、編成担当やプロデューサーとも相談の上で考えて、提案し、採用されれば、それが世の中に出ていき話題化できます。ここがラジオの企画提案型営業の最大の魅力だと思います。
僕は番組「安部礼司」のクライアントの営業担当なのですが、今年行った横浜での番組イベントには1日で延べ2万5千人を超えるリスナーが集まってくれました。そこで、リスナーが「放送10周年ありがとう」という気持ちを寄せ書きにして、番組スタッフや出演者、放送局、さらにクライアントにそれぞれプレゼントしてくれたのです。リスナーがクライアントにも「ありがとう」を伝えてくれることが、ラジオのすごさであり、ラジオ営業としての醍醐味だなと強く感じました。
座談会写真
ラジオのプロデュースの面白さ
石川泉(2001年入社)
砂井:
ラジオはパーソナルなメディアなので、リスナーからメールや電話、SNSなどで色々な反応がありますし、「安部礼司」の場合は、全国各地で公開イベントを積極的に行っているので、リスナーの反応をダイレクトに実感することができます。笑顔で帰ってくれる姿を見ると素直に嬉しいですし、新たな創作意欲にもつながります。リスナーの反応を想像して創造する面白さはありますね。
大橋:
ラジオがテレビと圧倒的に違うところは「映像がない」ということですけれど、最近、映像がないからこそできることがいっぱいあるなと感じています。砂井さんや石川君が関わるラジオドラマ「安部礼司」も、映像の部分をリスナーの想像力で補って成り立っています。その想像力は人それぞれ千差万別ですし、時にはハリウッドのCG表現をも超えるもの。「映像がない」ことの面白さが、ラジオでプロデュースする魅力と感じていますね。 また、ラジオはいい意味できっちり決められてない、その場のノリで何かやれてしまうような“余白”が残っている。その“余白”部分で、出演者が自由に「舞う」ことでその人の面白さにスポットライトが当たり、全国的な知名度が高まるということはよくあることです。“余白”がたくさんあるというのは、プロデュースする上でのラジオの面白さの一つかなと思います。
石川:
営業の立場でのプロデュースは、クライアントから企画に乗って頂いた上で、施策の「全体像」を描き、番組制作担当者やWEB担当者、イベント担当者をはじめとした関わる皆さんにストレスなく仕事をしてもらうことです。 良いモノを作るにはお金がかかります。必要なお金を頂いて、良いモノを作り、リスナーが喜ぶことで、クライアントから「ありがとう」と言って頂けること。そのゴールに向けての全体像の共有が、営業としてできるプロデュースだと思っています。
砂井:
石川君はイベントを行う時に、制作チームのやりたいことやアイディアを実現できるようクライアントに提案してくれます。「このイベントをすればリスナーが喜んでくれてクライアントのメッセージが届くから、絶対やった方がいいですよ」と提案して、お金の算段をつけてくれるからこそ、毎年「安部礼司」の番組イベントが実現できていて、番組も10年間続いているのです。
プロデュースに必要な力は
砂井:
まず「世の中の動きに敏感」でないといけないですよね。特にラジオは生放送も多いですし。「安部礼司」はラジオドラマで録音番組ですが、登場人物が番組開始の時から歳を取っていき、今の時代を生きているんです。だから当然世の中の動きもリンクしてくるわけですし、「安部礼司」に限らず、時代のムードを読み取って、リスナーの共感を得られる企画を立てることが重要だと思います。
大橋竜太(1999年入社)
大橋:
僕は、出演者やスタッフが才能を発揮してもらうためには、「人を見る力」が必要だと思います。その人がどういう人なのか、何に興味があるのか、この人にこれをやらせたら面白そうだということをある程度「見極める力」というのでしょうか。 加えてもう1つ、自分達のやりたいことを色々な立場の人に「伝える力」も大事です。大人数を前に説明するには「論理的な伝え方」が必要ですし、スタッフや出演者に対して話をする時は彼らのモチベーションを高め、巻き込んでいくような「熱のある言葉」が必要。これに関しては、ラジオの仕事に限らず、すべての仕事に必要なことかもしれませんが。
石川:
僕は、「全体像を共有した上でこだわる」ということだと思います。 「全体像」というのは、砂井さんや大橋さんの言うところの、「世の中の動きに敏感」「人を見る」ことであり、「ゴール」の共有というのも大切だと考えています。要は、どこに向かうべきか…… 例えば、去年大晦日に実施した企画では、10代向け人気番組「SCHOOL OF LOCK!」にゲストとして長渕剛さんを迎え、FM放送と共に「LINE LIVE」で生配信しました。 社内のWEBチームからLINE株式会社のご担当者を紹介してもらったのですが、今までの「LINE LIVE」の実績からすると、ビッグアーティストがゲストで決まれば100万人の視聴が見込めるという話を聞いて、実施が出来ればリスナーにも新たな感動を提供できて、クライアントもつくだろう。しかも今までラジオを聴いていない新たなリスナー開拓にもなるので、「絶対に実現して100万人視聴を目指す」と決めました。
そこで、プロデューサーにはアーティストブッキングを、WEBチームには技術的な整備を進めてもらい、私は実現することにこだわって営業活動をしました。結果、2週間で2社のクライアントにご協賛頂けることになり、FMラジオ初の企画を実現できました。そして99万9637人が視聴!実施後も多くの反響を頂いており、企画を実現させるまでの「こだわり」が大切だと改めて感じました。
学生へのメッセージ
大橋:
僕は1999年に新卒で入社しましたけれど、もともとラジオにそれほど興味がないのに入っちゃったんです。 TOKYO FMを受けたのは、音楽に興味があって音楽に近い仕事がしたいと思ったから。
これまでラジオの仕事を続けてみて、今ラジオってすごく面白いと思っています。テレビやWEBなど様々な媒体がある中で、ラジオは音声しかなく人間の想像力に任せているという不思議なメディアだなと思っていて、そこでやれることや表現できることが、実はテレビの倍ぐらいあるんじゃないかなと、ラジオの可能性を感じています。皆さんが入社したら一緒に働いて、そういう面白さを感じてほしいと思いますね。
石川:
入社した時を振り返ると、営業をやりたいということではなく、単純にラジオ局に入りたいということで入社しました。
入社以来ずっと営業をやって感じるのは、「受け身じゃなくて能動的に仕事がしたい」 「世の中の変化を楽しんで新しいことに挑戦したい」という人には、間違いなくメチャクチャいい会社だということ。自分が担う役割がすごく大きくて、自分が考えたことが本当に実現できる会社だと思うので、毎日やりがいを持って働きたいという人にはぜひ来てほしいです。
砂井:
石川君が話した「LINE LIVE」の企画のように色々なメディアとコラボレーションしたりできますし、TOKYO FMって色々できるんですよね。提案して相談して、セクションを超えて企画を具体化していけば、実現できる風土はあります。
去年「安部礼司」の番組10周年イベントを日本武道館で実現しましたが、そんな大きなチャレンジもできる会社ですので、ぜひ新しい若い力に期待しています!