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社員座談会-新規事業編

TOKYO FMは、FMラジオ放送にとどまらず、その特性を活かしてFMの枠を超えた様々な事業を展開しています。TOKYO FM だからこそできる新規事業を手掛ける社員が、新分野へのチャレンジとそこにかける想いを語り合います。

  • 原田俊亮
  • 原田俊亮
    (2002年入社)
  • 経営戦略室所属。第2営業部を経て2012年から経営戦略室で経営企画を担う。 新規ビジネスの企画・立ち上げ・推進にも携わり、TOKYO FMの企業価値向上を図る一翼を担っている。
  • 中村阿貴
  • 中村阿貴
    (2002年入社)
  • 編成制作局エンタテインメント事業部、経営戦略室所属(兼務)。自主イベントの企画・制作を手掛けながら、語学力を活かした海外企業との交渉や、新規事業に関連した番組の出演アーティスト調整等も行う。
  • 杉本昌志
  • 杉本昌志
    (1998年入社)
  • マルチメディア放送事業本部企画部長。営業局等を経て現職。「i-dio」の事業推進のための経営企画業務を主に担当している。

※インタビューは2016年3月時点の内容です。

新規事業でそれぞれが担う役割
原田俊亮
原田:
私が所属している経営戦略室は、中期経営計画を作って実行していくのが主な仕事です。
それに加えて、TOKYO FMの持つリソースを活用して新しい事業ができないかを考え、そのアイデアを形にしていく仕事に取り組んでいます。

中村:
私はライブなどのイベントを企画・制作する部署で働いているのですが、東京発の音楽を世界に伝えていきたいという想いから、日本人アーティストのアジアライブ・プロジェクトを企画しました。原田君のいる経営戦略室とも連携をして、台湾やシンガポールなどアジアの国々で日本人アーティストのライブ開催を実現してきました。

杉本:

私は、2人とは違う部署でV-Lowマルチメディア放送「i-dio(アイディオ)」という新しい事業を推し進める仕事をしています。新しい事業には、“カネ”や“ヒト”も必要になります。そのための事業計画を立て資金調達を考えたり、最適な組織の構成を考えたりする経営企画セクションで、全体を調整して実行、運営していく役割を担っています。

TOKYO FMの新しい事業とは
中村阿貴
原田:
最初に取り組んだのは「Skyrocket Company」(以下スカロケ)という平日夕方の番組の立ち上げです。TOKYO FMには「SCHOOL OF LOCK!」という、10代に人気の番組があるのですが、20代になるとなかなかラジオを聴いてくれなくなる。そこで20代にラジオに戻ってきてもらうべく、番組の企画を立てました。「スカロケ」ではスマホ用のアプリを軸にして番組を展開しようと考え、更にパーソナリティには「SCHOOL OF LOCK!」の初代出演者のマンボウやしろさんを起用し、20代のコミュニティをいかにして作るかということに挑みました。
2014年には、毎年4月22日のアースデーに合わせて開催している「EARTH×HEART LIVE」に企画段階から関わって、東京だけではなくアジアでのライブも展開しました。 その時の経験を基に、去年立ち上げたのが「TOKYO FM WORLD」です。「TuneIn」という世界中の音声コンテンツが聴けるアプリの中に、TOKYO FM発の外国人向け多言語チャンネルを作ったんです。
中村:
「TOKYO FM WORLD」には私も関わっていて、“東京の音楽や文化を世界に、世界の音楽を東京に”というコンセプトでコンテンツを発信しています。
去年10月には「TOKYO FM WORLD」との連動番組がTOKYO FMでスタートするなど、益々広がりをみせています。

原田:
TOKYO FMという放送局名・ブランド名は、海外から見ると非常に分かりやすいという価値があります。世界的に見て「東京」というエリアの評価は高いので、それをもっと活かし、海外の有名な放送局がそうしているように、積極的に外に打って出てみたいと考えたのです。そして、言語の壁を越えて海外の人にコンテンツをどうやって届けるかを思案した結果、「TuneIn」という世界中でラジオを聴けるサービスを提供する企業と組むことにしました。TOKYO FMのブランドを長期的に世界に発信し続けて、プレゼンスを上げていくことが、「TOKYO FM WORLD」の存在意義ではないかと思っています。
杉本:
私が関わる「i-dio」は、様々なパートナー企業との連携を図り、新たな“コミュニケーション・プラットフォーム”を目指して、今年3月にスタートしました。その中で私は、事業推進会社「BIC株式会社」を通じて、全国に送信設備を敷設するハード事業者や、地域毎の放送をマネジメントするソフト事業者、さらには、コンテンツやサービスを提供する“コンテンツ・プロバイダー”らと連携しながら、「i-dio」事業推進のために必要な経営企画、組織運営を担っているのですが、新しいビジネスというのは、そのスピードがとにかく速いと感じています。 そうした中で、様々な業種や立場のパートナー企業の方々とのリアルなやり取りを通じて、凄い勢いで流れ込んでくる全く新しい知識や情報は、仕事をする上での自分自身の歩幅を大きく、速くしていく。その“疾走感”っていうのはちょっと楽しいし、色々な人と出会うとそこには必ず人の想いがあって、その想いに触れられるのは非常に面白く刺激的です。
中村:
杉本さんが今、人の想いに触れるという話をされましたが、私は「TOKYO FM WORLD」の仕事をしていて、海外リスナーから届く声と反応を凄く嬉しく感じています。多くの国のリスナーからメールが来て、世界の様々な国で番組を聴いてくれているんだとテンションが上がります。

原田:
「TuneIn」を通じて世界230以上の国と地域で番組を聴けるんですが、10万もある世界のラジオ局のコンテンツの中から、「TOKYO FM WORLD」を選んで聴いてくれる人って、熱意がすごいんです。例えば、ベネズエラからステーションステッカーを頂戴とメールが届いたり、海外のアーティストから私達のもとに音源が送られてくることもあります。クロアチアのバンドの音源を番組で紹介したところ、彼らから写真付きのお礼の手紙が来たことも嬉しい出来事でした。

中村:
海外リスナーからのメールには、私が1通ずつ英語で返信しています。TOKYO FMの番組と同じように、「TOKYO FM WORLD」もリスナーとちゃんとつながっていけるメディアにしていきたいと思っているので、メールを返すという一見地道なこともやったりする一方で、海外の人に喜ばれるコンテンツは何かと考え、アイデアがあれば、それを次の番組企画にしようとしています。今後は、「TOKYO FM WORLD」をイベント企画と連動させることで、ビジネスとしてマネタイズすることができればと思い描いていますね。

原田:
海外リスナーが日々増えてきていると実感していますが、今後はさらに「TOKYO FM WORLD」のリスナーを増やす仕掛けをしながら、世界の放送局とのネットワークも着実に作っていきたいと考えています。世界の放送局との連携コンテンツを通じて、その国でもTOKYO FMという名前が出ることになるので、そのネットワークを広げていくほど、プラットフォーム、あるいはパートナーとして、TOKYO FMの新しい価値が創造できると考えていますね。
また、これまで一般的に音声ラジオは可視データが出しづらいメディアでしたが、インターネットが発達している現在の環境を活かして、明確にデータが見えるインターネット領域での音声広告事業にも取り組み始めています。良い技術であれば、国内の企業に限らず、海外企業とも積極的に組んで、新しい事業として形にしたいと思っています。

学生へのメッセージ
杉本昌志
杉本:
放送局と聞くと、特殊な能力や専門知識が必要と思われるかもしれませんが、私が大切にしてほしいと思うのは、まず「基礎力」。能力や知識は働きながら実践を通して高めていけばいいと思いますし、後からついてくる面もありますから心配しなくてもいいです。
もう1つは「しなやかな感性」。これから色んな大変なことや困難にぶつかる時に、自分の意思はもちろん大切なんだけれど、それにこだわるあまり、何も実現できない、アウトプットできないのは非常にもったいない。そんな時は、それもあるよね、その考え方もありだよねっていうような、“しなやかさ”はあった方がいいかなと思いますね。

中村:
私が就活をしていた時は、何をやりたいかすごく漠然としていて……。でも好きな音楽や、長く海外で育ったのでできれば英語力は活かしたいなと思っていました。就活では何十社も受けたのですが、軒並み選考に落ちまして。「もう日本じゃ就職できない」と思うほど苦しかったです。

そんな中、内定したのがTOKYO FMだったんですが、入社後は英語を活かす仕事ができなくて悩んだ時期もありました。でも、TOKYO FMは自分次第で何でもできちゃう面があって、自分の仕事をしながら、こんなことやりたい、あんなことやりたいと動いてきた結果、今は英語も活かして海外との仕事ができたり、日本の音楽を海外に持っていったりする仕事ができています。
原田:
例えば22歳の学生で、やりたいことって、なかなか無いじゃないですか。意外と何がやりたいかは簡単に見つからないものだったりしますが、会社を選ぶ上で、どんな社風や規模の会社かということも大事だと思っています。TOKYO FMの放送やビジネスにはとても多くの人が関わっていますが、組織としては110人強の会社で、社員同士の顔が分かっている。そういう中だから「絶対これはやりたい」というアイデアについては、若手でもTOKYO FMというブランドを自分で背負いながらトライさせてもらえる環境があるんです。
学生の時は、「漠然とではあるけど、何か面白いことやってみたい」という想いを抱く人が多いと思いますけど、そんな人にとっては、よい環境の会社なんじゃないかなと思っています。

中村:

原田君が言うように、漠然としたものでもいいので、何かやりたいことを持って働き続けると、若手社員の頃には想像していなかったことが将来的にできるチャンスのある会社だと思います。 私自身も、これからもっと色々なことがしたいですし、できるだろうなと予感しています。何か新しいことをやってみたいというフロンティアスピリットを持つ人には、やりがいのある会社だと思いますよ。

座談会写真