NAGOMI Setouchi

2019
03/16

瀬戸内国際芸術祭2019
Setouchi Triennale 2019
「宮永愛子氏とのダイアローグ②」

もしあなたが鳥になり、瀬戸内の空を飛んでいけば、あまりに美しいその景色に涙を流すことでしょう。青い湖のような瀬戸内海に、ぽこぽこと浮かんでいる島々。陸地には森や田畑が広がり、穏やかな海には漁船が行き交います。瀬戸内を旅すると、あなたは、海と山とがかくも近くに存在し合っていることに気づくでしょう。山が雲を集め、雨を降らせ、森を育み、流れる川は海へと注ぎ込みます。いのちの繋がり、多様性・・・瀬戸内は、そんなことを教えてくれます。シルクロードの命名者として知られる、ドイツの探検家・地理学者、フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンは、明治維新直後、瀬戸内を旅し、日記にこう書きました、「これ以上のものは、世界のどこにもないであろう」

瀬戸芸の旅人
前田エマ(モデル)

「瀬戸内国際芸術祭2019(瀬戸芸)」に向けて、スペシャル・パーソナリティそして瀬戸芸の旅人、前田エマさん。今回は、現代美術家、宮永愛子さんとのダイアローグ。京都出身、京都造形芸術大学美術学部彫刻コース卒、東京藝術大学大学院美術学部先端技術表現専攻終了。日用品をナフタリンで象ったオブジェや、塩を使ったインスタレーションなど、「気配」の痕跡を用いて「時」を表現するアートで注目を集めてきました。今回、瀬戸芸2019で、宮永愛子さんは、香川県女木島に、作品を作るそうです。

この春、4月26日(金)から、「瀬戸内国際芸術祭2019」が始まります。
「瀬戸内国際芸術祭2019」

香川県高松市を玄関口に、大島、男木島、女木島、直島、豊島、小豆島、粟島、犬島ほか、海と島を繋いで開催される国際的なアート・フェス。国内外から毎回100万人を超える人々が参加します。

船に乗って島へ渡り、橋を渡って大きな島から小さな島へ……。

そこで楽しむのはアートだけではありません。
島の風景や風土、そして何よりも「島の時間、島の日常」を体感します。

島の人々と出逢い、触れあい……

季節の変化を感じながら……

ローカルフードに舌鼓をうち……

「NAGOMI Setouchi 瀬戸芸edition」。1月、2月、3月と、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラムさんへのインタビューや、日比野克彦氏、宇川直宏氏、宮永愛子氏など瀬戸芸に参加するアーティストたちへのインタビューを、お届けしています。春からは、旅人が瀬戸内を旅していくスタイルに戻ります。そして、瀬戸内国際芸術祭の期間中は、瀬戸芸の舞台となる島々を中心に旅をしていきます。1月から11月にかけての旅人は、この番組のスペシャル・パーソナリティ、前田エマさんが務めます。瀬戸内国際芸術祭2019は、4月26日(金)から。

島で一緒に昼寝しようにゃん。

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