NAGOMI Setouchi

2019
04/20

瀬戸内国際芸術祭2019
Setouchi Triennale 2019
「瀬戸芸の舞台へ〜小豆島編その①」

もしあなたが鳥になり、瀬戸内の空を飛んでいけば、あまりに美しいその景色に涙を流すことでしょう。青い湖のような瀬戸内海に、ぽこぽこと浮かんでいる島々。陸地には森や田畑が広がり、穏やかな海には漁船が行き交います。瀬戸内を旅すると、あなたは、海と山とがかくも近くに存在し合っていることに気づくでしょう。山が雲を集め、雨を降らせ、森を育み、流れる川は海へと注ぎ込みます。いのちの繋がり、多様性・・・瀬戸内は、そんなことを教えてくれます。シルクロードの命名者として知られる、ドイツの探検家・地理学者、フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンは、明治維新直後、瀬戸内を旅し、日記にこう書きました、「これ以上のものは、世界のどこにもないであろう」

4月26日から始まる「瀬戸内国際芸術祭2019」。その舞台となる島々、街や集落へも、「NAGOMI Setouchi」では、これまで旅をしてきました。今月は、間もなく開幕する瀬戸芸に向けて、過去に訪れた旅を振り返っています。今週と来週は、小豆島への旅を振り返ります。バンドネオン奏者、小松亮太さんの旅。

「瀬戸内国際芸術祭2019」の舞台のひとつ、小豆島。高松港と小豆島は、いくつかのフェリーで結ばれています。乗船時間は1時間ほど。すぐ近くです。

フェリーは、地元の人たちの足でもあります。
乗用車、トラック、バイク、自転車で、この船に乗る人たちもたくさん。

小松亮太さん、船から降りて、まずは腹ごしらえ。時間はちょうどお昼どきです。やって来たのは、美麺本舗「手延べ素麺 作兵衛(さくべえ)」。ここは、美味しい素麺がその場で食べられる直売所なんです。
「手延べ素麺 作兵衛」

作兵衛のお母さん、高橋恵子さん。

400年以上の歴史を持つという、「小豆島 手延べ素麺 作兵衛」。16もの工程を経て、何度も熟成させ、もとの長さのおよそ1万倍に引き延ばすことによって生まれるという、独特の「つるり感」「もっちり感」そして「するするっとしたのどごし」が特徴です。いやはや、ほんとうに美味!!!

ごちそうさまでした!

過去の瀬戸内国際芸術祭の作品と、いろんな場所で出逢います。

夕方、美しい棚田を背景に、バンドネオンを奏でました。中山千枚田にて。

ここにも瀬戸芸の作品が。

島で、待ってるワン。

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