今月１４日、２０１６年４月１４日の熊本地震の発生から３年を迎えました。
熊本県だけでも５０人以上のかたがなくなり、家屋や交通機関、ライフラインなどに大きな被害が及びました。


実はこの地震の影響でその週に行われるはずだった女子プロのトーナメントが中止。
試合のため熊本に滞在中の女子プロの皆さんもこの地震を体験。
熊本出身の女子プロの皆さんの実家や地元も大きな被害を受けました。
あれから３年が経ち、今年もこの熊本に女子ゴルフツアーが戻ってきました。

今週、４月１９日より２１日まで、熊本空港カントリークラブでレギュラーツアーの７戦目が開催されています。
今朝は熊本で開催中の女子ツアーの会場から２人の熊本出身の女子プロのお話をお届けしました。




まずは、熊本県菊池郡菊陽町出身の笠りつ子プロです。２００６年にプロ入り。ツアーに参戦。２０１１年より
シード選手としてツアーで活躍。５勝を挙げています。

熊本地震で笠りつ子プロの実家も大きな被害を受け、いまだに住めない状況が続いています。しかし、２０１６年には自宅が熊本地震で被災しながら、
地元に元気を届けたいという思いでプレイ、２勝を挙げています。
今回の試合にも地元の大きな声援を受けて臨んでいます。



今回もう一人お話をうかがったのが熊本市出身の一ノ瀬優希プロです。




一ノ瀬優希プロは１９８８年生まれ、熊本県熊本市出身、プロ入りは２００７年、LPGAツアー３勝、ステップアップツアー１勝を挙げられています。

２００８年には賞金ランキング４９位でシード権を獲得。何度かシード権を失いますが、そのつど復活を果たし、今年も２年ぶりにシード選手としてツアーに参戦しています。

一ノ瀬プロは怪我もあり、この地元開催の試合が、今年の開幕戦となります。

今回はウエアやシューズ契約もゴルフシューズでも人気のフットジョイに一新して、新シーズンとなります。
フットジョイといえば世界的に人気のゴルフシューズのブランド。
一ノ瀬プロに似合うアスリートゴルファー好みのウエアも人気を集めそうです。
一ノ瀬プロのニューウエア、是非トーナメント会場でチェックしてくださいね。



この大会では、「あなたに寄り添う」の花言葉を持つ、熊本県の県花「リンドウ」と「くまモン」をモチーフにしたラスターバッジを作成、
出場選手が全員身に付けて、復興祈念の思いとともに試合に臨んでいます。

また、チャリティイベントとして、チャリティフォトやチャリティーパター、チャリティオークションも開催され、その収益金を熊本地震義援金として
熊本県に寄贈する活動も行われています。


地震から3年経ったとはいえ、まだ多くの方がおうちに帰れず、仮設住宅で暮らしています。
女子プロの皆さんの活動や活躍が復興に少しでも後押しと

なるように、今日からのプレイにも注目です。


熊本城の最新の様子はこちらです。






そして、こちらは水前寺公園近くの「いきなり団子」の人気店です。




番組でもご紹介した「いきなり団子」はさつまいもの輪切りに粒あんを乗せて、

小麦粉を練った皮で包んで蒸しあげたもの。



最初の写真で笠りつ子プロが両手に持っているのが、この「いきなり団子」です。

かつては熊本の各家庭で作られていたこの「いきなり団子」。」

今では多くのお店で作られていますが、笠プロも試合会場に差し入れとして

持参ということもよくあるほどの大好物だそうですよ。