今週のTOKYO FMはスペシャルウィーク！
スカロケでは「社会人意識調査 これってアリ？ナシ？」と題して、
社会に暗黙のうちに存在するルール！コレってアリか？ナシか？
皆様の本音をお聞きいたします。

8月23日(火)の議題は「“あきらめなければ夢は叶う”という考え…アリ？ナシ？」
前向きに「あきらめなければ、夢は叶う」と考える事、あなたはどう思いますか？

例えば…
「アリです！あきらめずに努力し続けていれば夢は叶います！
今も希望の進路に向かって就職活動の真っ最中です！！」
「ナシです！叶わない夢だってあります！
現実は希望通りいかない事ばかり！前向き過ぎる考えは息苦しいです！」
「アリだと思っていましたが、今はナシです！
夢を諦めて違う道を見つけ転職。今の状況に満足！諦める事は悪い事じゃありません」

などなど、どんな考えでも構いません！
建前ナシで、あなたの本音を聞かせてください！



本部長「秘書は“あきらめなければ夢は叶う”という考え…アリ？ナシ？」

浜崎秘書「私はアリです！諦めなければ夢は叶うという考えを、自分自身が信じていれば、信じる力がガソリンになって前に進めていく部分があると思うんです」

本部長「僕は一概にはアリとは言えないなぁ…。僕はどちらかと言うとナシ寄りかなぁ〜。ナシ寄りおじさん！」

浜崎秘書「急におじさん(笑)」




本部長「夢に年齢なんて関係ないって思います。最近読んだ本か何かで、“夢を叶えるための答えはないけど、夢とか目標にたどり着かなかった人の答えは、辞めた人だ”って」

浜崎秘書「う〜ん！共通点があるんですね」

本部長「叶わないっていう事に関しては、ルールが確実にひとつあるんですよ。＜サッカー小僧＞さんは21歳だし、その感じでガンガン行ってほしい！だけど、俺は木陰から“一概には言えねぇんだけど…”って(笑)」

浜崎秘書「(笑)」




本部長「なんとなく20代の時の夢を持ったまま社会に出て、夢と恋人、夢と安全な生活とか…色んな物を天秤にかけてずっと夢の方を優先していると、柔らかかったどんどん確固たる夢になっていく。そういう事は20代の時に作業としてひとつあるのかな。秘書は、やっぱり諦めなければ？」

浜崎秘書「夢は叶う…！」

本部長「全ての方の言っていることが分かるんですよ！これって、こう思っていこうみたいな話じゃないですか」

浜崎秘書「ナシ寄りおじさん！」

本部長「どちらかと言えば、アリ派が多い方が良いと思う！諦めなければ夢は叶う。その空気が蔓延していた方が良い世の中なのも事実！ただ俺は、ナシ寄りおじさん！！ハンコ！」





本部長「おっしゃる通り！10代の子達には聴かせたくないよね(笑)。放送としてどうなの？って感じなんですけど、R指定付けたいです」

浜崎秘書「今日の話ですか？」

本部長「だって、大人同士が本音でぶつかるわけでしょ？」

浜崎秘書「そうですよ。リアルにぶつかっていきますよ！」

本部長「親戚が集まって、子供を奥の部屋で寝かせた後にやる話しあいでしょ？これ、出来たら子供に聴いて欲しくないなぁ(笑)」


本部長「難しいね……。何かを得るためには何かを捨てることもすごく大事だと思うんです。本当に大事だと思います。でも、同じくらい大事なことは、何かを得るためには全て持っていくっていうのも大事な時がある気がするんですよね。
普通だったら捨ててしまいそうなものも持っていく強さがある人。そういう人が物事をなし得ていくんじゃないかなと思います。拾い続けるのがその人の性分というか、業というか………今日はもう終わろう？」

浜崎秘書「いやいや(笑)」

本部長「つかれてきた…」

浜崎秘書「本当のおじさんになっちゃダメですよ！夢持ちましょう！！」






本部長「今日は小籔さんに是非とも話し合いたいテーマでして『あきらめなければ夢は叶う…という考え、アリ？ナシ？』なんですが、小籔さんは率直にどう思います？」

小籔「僕は公共の電波で言う時は『夢は叶いません』という風に思って喋っているんです」

本部長「これは諦めなければ、という言葉を足しても大丈夫ですか？」

小籔「『諦めなければ、夢は叶う』という言葉を僕はこの年齢になって、子供も二人いる状態では、言いたくない言葉です。これは、今の世の中に“夢は叶う”的な言葉が溢れすぎてるんじゃないかなと思っているんです。それは、アーティストの方をディスるわけではないんですけど、そういう方がお客さんは喜ぶんですよ。ライブとかで『現実見ろよ！』って言ってもワーッてならないでしょ？」

本部長「ならないですね(笑)。しかも夢を叶えてる側の人が言う事ですからね」

小籔「だから、あれはお客さんウケの良い言葉で言っている人はそこまで真剣に考えてないと思います！」

本部長「そうなんですか？(笑)」

小籔「娘がもしアイドルになりたいって言って65歳までその夢を追い続けていたら、なんて言うねんと。僕は、娘や息子に幸せになって欲しい。そうなると、夢は叶わないって言う言葉が多い世の中であれば、『小さい目標を立てて周りに感謝しながら死ぬほど努力したら、大概の事は叶うと思う』って言いたいです。でも、今の世の中のバランスで言うと、夢は叶うって安易に発している人が多いので、逆サイドの言葉を言って、若者たちが目を覚ますきっかけになったら良いなと思っていますね」

本部長「ありがとうございます！アリ派の浜崎秘書はいかがですか？」

浜崎秘書「世間がそういう流れであるから、小籔さんがエアコン的な役割で逆を言っているっていうわけなんですか？」

小籔「そうですね。なので、基本的に夢を叶えたいのであれば、いろんな要素がいると思うんです。諦めへんかったら夢は叶うのか。僕はこれイコールじゃないと思うんです。死ぬほど努力することと、小さな目標を立ててそれをクリアしていくこと。周りの方々の援助もなければいけないと思いますし、運や健康も…。いろんな要素が必要なのに、“諦めなければ夢が叶うんだ”って、思ってしまって、大した努力もしないのに諦めないチビッ子が増えたらイヤだなって思いますね」

本部長「世の中の雰囲気ってどんどん変わってきていると思うんですけど、この先、加速的に変化していって、夢なんか見るな！って言う風潮が広がってきた場合、小籔さんはどういう立ち位置にいますか？」

小籔「僕は、『ほとんどの夢は叶いませんが、大きな夢を持ってそれに突き進むために一生懸命努力するという事も素敵な事やと思います』って言うでしょうね」

本部長「ありがとうございます！夢に関して一通り終わった感があるんですけど…(笑)」

小籔「もうちょっと引っ張らなあかん？(笑)」


小籔「この方はアリ派ですけど、おっしゃる通りだと思います。65歳や55歳の時にの時にどうなっておきたいかっていうのが僕の中ではあって、そこから逆算してやってきているのでそれが夢と言われたらそうですね。
色んなスポーツ選手を見ていて思いますけど、諦めなければ夢は叶う“だけど、その代わり人の100倍努力せなあかん”っていう言葉が付くのならアリ派なんですよね(笑)」

本部長「例えば、親御さんが自分の子供にこういう風になって欲しいっていう思いって、その100倍の努力とセットになっていないことが多いですよね。自分の子供が人の100倍努力することを強いられたらどうなってしまうのか」

小籔「『好きこそものの上手なれ』的な感じで、それを好きになってくれたら別ですけど、たいして好きじゃないのに親の思いを押し付けるのはどうなのかなって思いますね」


小藪「テレビの中に出てくるような人たちや、アスリートの人たちはとんでもないことを成し遂げているわけで、そんな風に今まで結果を出した方々と自分を比べてしまうと、ちっぽけやなって思ってしまう事もあると思うんですけど、僕は仕事が一番の社会貢献だと思っています。あなたに任された仕事を一生懸命やることで結果的に誰かが幸せになっているんだっていうことを天命だと思うか、喜びと思うのか…。給料をもらうためだけのお仕事だと思ってしまうと心が満たされない気持ちになると思うんです。
どの仕事も社会のひとつのパーツ担っているんだと思ったり、誰かを笑顔にしてるんだと思えば、やりがいは出てくるんじゃないかと思います」

本部長「それぞれの役割で世の中って回っているなって思いますし、結婚して家庭を築くという事自体が、サッカー選手になりたいっていう夢と同じくらいカッコいい夢のひとつでもあるなと思います。小籔さんと一緒で、＜お箸＞さんには胸を張ってキラキラしていただけたらなと思います！」






本部長「はい…！今日の放送終わりでいいと思います！」

浜崎秘書「ここにすべてが(笑)」

本部長「でも、本当にそういう事だと思いますよ。夢が叶わなかったから悪いことかって言われたらそういう事でもないし、日々、生きていく速度とか充実感を味わうために夢が存在するんだと思います。
やっぱり、向かい方だと思いますね。夢が無くて誠実な1日を過ごしてる人と、夢に向かって心を痛めながらうまく生活できてない人と、どちらが充実しているかって考えたら、良し悪しは分からないですよ。向かい続けることが大事だっていうのは最後に言おうかなと思っていたことでもありますし、＜草冠＞さんのおっしゃる通りだなと思います。ハンコ！」



本部長「この問題、やっぱり答えのないことです。
“諦めなければ、夢は叶うとは一概に言えない”と思って喋り出して、その気持ちは変わってはいないんですけど、小籔さんの話を聞いていて思いました。
諦めなければ、夢は叶うわけじゃないけど夢を見る。叶うから夢を見るって事ではないじゃないですか。絶対あきらめなければ夢が叶うのであれば、みんな夢をみたらいいじゃないですか。
叶わないかもしれないけど、憧れるのが夢だと思うんです。信じる事、ダメでもやるんだっていう強い意志なんじゃないかなって思いました。
努力したからといって全員の夢が叶うわけではないですけど、叶わないって事って悲劇じゃないと思うんです。過程が大事だって言う人もたくさんいましたけど、本当にそうだと思います。夢に向かう途中って苦しいとか、悲しいもあるかもしれないけど、その中にやりがいも絶対共存しているんですよ」

浜崎秘書「それでは本部長！？」

本部長・浜崎秘書「今日も一日、お疲れ様でしたーーーー！！！！！！」