第2回 7月22日放送
JT

「想うた 仲間を想う」篇(180秒)

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今回のスカロケCM調査部には、JT(日本たばこ産業株式会社)のテレビCM、「想うた」シリーズを手がけたCMクリエイター・篠原誠さんが登場しました。

-篠原誠さん プロフィール-
三重県出身。一橋大学商学部を卒業後、広告代理店電通に入社し2018年独立。
KDDI auのCM「おとぎ話シリーズ」なども手がけ、2015年にはクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞。また数多くのCMソングを担当し、桐谷健太の『海の声』やWANIMAの『やってみよう』の作詞も担当。

★今回調査するCM「想うた」は、どのようなCMになっていますか?

まずJTは、「ひとのときを想う」をコンセプトに「かけがいのないひととき」や「大切な時間」の提供を目指している企業なんです。今回のCMは「想うたプロジェクト」といい、MONGOL800のキヨサクさんが、大切な人への想いをテーマに歌を書きおろし、歌ってくれています。現在、「親を想う篇」「愛する人を想う篇」「仲間を想う篇」の三篇が公開中ですが、それぞれ違う編曲と歌詞で「想うた」が歌われています。

★なぜこのようなCMにしようと思ったんですか?

「ひとのときを想う」というスローガンから、日々忙しいなかで人のことを想う時間が時々なくなってしまう人たちや、自分のことや目先のことを考える時間しかない人たちに対して、「ちょっと想い出してみよう」と思えるようなストーリーにしています。そういう時に歌っていうものがすごく力を持っていて、広告っていうのはビジュアルよりも音の方が心を動かしやすいんです。映画でもそうですけれども、いい映画のそばにはいい曲があったりして。それを踏まえて、歌のストーリーで、「ひとのときを想う」ということの提案を感じて貰えればと思ってこのような企画にしました。

★キヨサクさんを起用しようと思った理由はなんですか?

実は僕が、MONGOL800の「小さな恋のうた」という曲が大好きで。実はこのCMも初めはコンテを作るんですけど、歌詞を書くときにあてていた曲が、この曲なんです。途中で一部変えたところもあるんですけど、箇所によっては「想うた」の歌詞が、「小さな恋のうた」のメロディで歌えるんです。なので、もしお願いできるならば、キヨサクさんに歌っていただいて、曲を書いていただきたいなと。ダメ元でしたが、快く引き受けていただきました。