スカロケCMクリエイティ部 ついに最優秀作品が決定! リスナー社員渾身の ラジオCMコピーが完成。 毎週火曜日18:40~18:50

ラジオの中の会社 Skyrocket Company
秘書の浜崎美保には知られざる もうひとつの顔がある・・・
それは…クライアントからのPR案件が持ち込まれた時のみ発足される
『CMクリエイティ部』としての顔。

スカロケ社員掲示板にこんな内容が書き込まれた!

企画のきっかけとなった掲示板への投稿はコチラ!

お疲れ様です。ライオン株式会社で働いているゆかりと申します!
今日は、スカロケの皆様にご相談があり、書き込みました。
ライオンには「NONIO」という若い方のためのブランドがあります。
なかでも“マウスウォッシュ”はぜひ使ってもらいたいアイテムなんですが、
マウスウォッシュ自体が若い方になかなか定着してないんですよね…
このマウスウォッシュは、就寝前というよりも、
友人や恋人など誰かに会う前に使ってほしいコミュニケーション応援アイテムなんです。
日常的な身だしなみの一環として皆さんに使ってもらえるブランドに定着させたいです。 一体どうしたらいいでしょうか?
RN:ゆかり 女性/30代/両国/会社員

この書き込みに対して
スカロケ CMクリエイティ部の
クリエイティブディレクター浜崎美保が立ち上がる!

このプロジェクトがどう進行していくのか?
乞うご期待!

商品

優勝 賞金5万円分+Skyrocket CompanyでCM放送 入選 NONIO詰め合わせ

CMのテーマ

「いい息を、会うときまで。
長時間口臭ケア NONIOマウスウォッシュ。」

選考フロー 応募:5月18日(火)~6月9日(水) 投票:優秀作品5作品の中からリスナー社員投票 6月15日(火)~6月25日(金) 結果発表:6月29日(火)

たくさんの投票ありがとうございました!

ついに決定!リスナー考案ラジオCMコピーはコチラ!

優勝

RN:にゃこさん
40歳女性 パート/アルバイト 千葉県 20秒ラジオCM

ENTRYNo.4

RN:にゃこさん 40歳 女性 パート/アルバイト 千葉県 20秒ラジオCM

男性A:はぁ~~~~~~~(ため息)

男性A:はぁ~~~~~~~(ため息)

男性A:はぁ~~~~~~~(ため息)

男性A:はぁ~~~~~~~(ため息)

男性A:はぁ~~~~~~~(ため息)

男性B:ため息ばっかりついてどうしたんだよ?

男性A:いや、いい匂いだなと思ってさ・・・はぁ~~~~~~~(ため息)

NA:長時間口臭ケア NONIOマウスウオッシュ

入選作品

ENTRYNo.1

RN:もりえさん 29歳 女性 会社員 20秒ラジオCM

原稿を読む

N:大好きなあの人に会う時は、
とびっきりの化粧をして
お気に入りの洋服に身を包む
どんなに近づいてもいいように、
最後の仕上げを忘れない・・・
いい息を、会うときまで
長時間口臭ケア NONIOマウスウォッシュ

ENTRYNo.2

RN:さななんさん 25歳 女性 パート/アルバイト 東京都 60秒ラジオCM

赤ずきんちゃん=赤、オオカミのおばあさん=狼、監督=監、ナレーション=N

赤:「なんでそんな大きなお耳なの?」

狼:「それはお前の声をよく聞くためだよ」

赤:「なんでそんなに大きなおめめなの?」

狼:「それはお前のことをよく見るためだよ」

赤:「なんでそんなにお口が臭いの?」

狼:「それは、お前を食べ…!?」

監:「カーット!!赤ずきんちゃん、セリフ違うよ!そこは、どうしてそんなに大きなお口なの?でしょ!」

赤:「だって、本当のことなんだもん」

N:「お口が匂うとストーリーが変わってしまいます。そうなる前に、NONIOマウスウォッシュ」

狼がNONIOマウスウォッシュを使って口をゆすぐ音

赤:「なんでそんなにお口いい匂いなの?」

狼:「それはNONIOマウスウォッシュを使ったからだよ!」

監:「カーット!!」

ENTRYNo.3

RN:腹ペコぼうやさん 24歳 女性 会社員 東京都 60秒ラジオCM

原稿を読む

女性:えっ!?もうこんな時間!!

実況:さぁ、本日も寝坊女子による戦いが始まりました。家を出る時刻まで、残り15分。
果たして間に合うのか!

女性:服は…ワンピースにしよ。

実況:出ました!寝坊女子の強い味方ワンピース。マスクをするつもりでしょうか、
メイクは眉毛のみです。

SE:歯磨き

実況:残り時間わずかというところで歯みがきです。
口を濯ぎ、おっとあれは…NONIOマウスウォッシュです!
時間がなくても、マスクをしても気になる口臭問題。
NONIOマウスウォッシュで、気になる口臭もケアしています!

女性:よし、間に合った!

実況:フィニーーッシュ!!寝坊していながら口臭ケアも。
これは寝坊女子の勝利です。

Na:いい息を、会うときまで。長時間口臭ケア NONIOマウスウォッシュ

ENTRYNo.5

RN:たにむらPさん 34歳 男性 パート/アルバイト 京都府 20秒ラジオCM

原稿を読む

SE:エンジンアイドリング音、窓が開く音。

男:すいません、お忙しいところ。検問やってまして、ここに、息お願いできますか?

男2:あー、はい。ハァー

SE:ピーピー

男:すいません、お兄さん。基準値超えちゃってます、お口の臭いの。

Na:守ろう、口臭マナー。長時間口臭ケア NONIOマウスウォッシュ

interview Skyrocket Company × ライオン コピーライター森田一成さん 対談インタビュー

インタビューを読む

浜崎美保

Skyrocket Company CMクリエイティ部
クリエイティブディレクター(CD) 浜崎美保

Skyrocket Company CMクリエイティ部
クリエイティブディレクター(CD)・浜崎美保です。

今回、スカロケでは初の試み!
ラジオCMを実際にリスナー社員の方と制作する
スペシャルプロジェクトがスタートしました。

今回は数々のCMを手掛けるコピーライターの
森田一成さんにお越し頂き、CM制作のお仕事の内容や
作り方のヒントなどを伺っていきます!

浜崎:森田さん!よろしくお願い致します。

森田:こちらこそ、よろしくお願いします。

浜崎:まず、森田さんの具体的なお仕事内容から伺ってもいいですか?

森田:僕は、ラジオCMやオーディオCMの制作会社「ビッグフェイス」で、
CMの企画・コピー・キャスティング・演出・プロデュース等を担当してます。
勿論、コピーライティングと演出を担当するときや、演出とキャスティングだけの時もあり、毎回全部を担当するわけではないですが、
CM作りに関わるすべての仕事をやってます。

浜崎:ラジオやオーディオで伝えるということは、声だけ。映像はなく、
音に特化したCMを作ってこられたんですね。

森田:そうです。音だけのCMを作っている珍しい会社です。

浜崎:例えば、どんなラジオCMを作っていらっしゃるんですか?

森田:現在だとSpotifyさんのオーディオCM、 スポーツクラブNASさんのラジオCM、
その他、広告代理店さん経由で色んな企業のCMを作っています。

浜崎:ジャンル問わず! ですね、
様々なモノだったり、コトだったり、サービスだったり。

森田:そうです。
基本的には“面白い系”のCMが得意なので、そういう依頼が多いですね。

浜崎:実は、さっき、KIRIN一番搾り/大阪に乾杯「なにわ」篇を聴かせてもらったんですけど、あれは、関西で放送されていたCMですか?

森田:そうですね。関西限定の商品だっだので。

浜崎:メチャクチャ面白かった!!
関西弁のやりとりも勿論、「関西の人ってこういうこと言いそう~」って
リアルだったし。

森田:基本的に、僕は当て書きをしているんです。
誰に出てもらうか、キャスティングをイメージして書いているので、ハマっているかな? とは思います。

浜崎:森田さんの素の言葉という感じもするし、
そう言えば、ご本人が出演されてたCMもありましたね!

森田:それは、ちょっと触れないで下さい(笑)。
たまたまです、あれはほんとにたまたま出ただけなので、許してください。

STEP1 ラジオCMコピーの基本は、商品の第一印象を友達に伝えるラフな感覚で!→ STEP2 面白いCMにするための5つのヒント → SETP3コピーライターを混ざす人へ

STEP1 ラジオCMコピーの基本は、商品の第一印象を友達に伝えるラフな感覚で!

浜崎:今回、Skyrocket Companyのリスナー社員にラジオCMコピーを書いて頂くんです
けど、コピーを書いたことがない人がほとんど。
森田さんからクリエイターとしてどんな準備をなさっているのか伺いたいです。

森田:クリエイターと言われると恥ずかしいですし、
クリエイターではないと思いますけど……(笑)。
僕も、この仕事を始める前は、CMは難しいモノとか、カッコいいモノと言う
イメージがあったけど、基本的には、まずその商品を見て、
そこから感じる第一印象を友達に伝える感覚が大事だと思います。
僕は、そういう感じでCMを書いてます

浜崎:すごいキャッチ~なアドバイス!

森田:そういう視点で書くとすごく書きやすいし、
でき上がったCMも身近に感じることができるし、
結果的には、それがいいCMかなと僕は思って作ってます。

浜崎:じゃあ、例えば、商品が食べ物だったり飲み物だったりするときは、
毎回、試食や試飲を繰り返したりされてるんですか?

森田:そうですね。
食べるモノとメモを持って、食べて、感想を書いたり、
商品そのものをメチャ見て、その感想も書き出します。

浜崎:それらの商品と、日常のシーンを関連づけたり?

森田:そうですね。 例えば、今回のライオンの商品NONIOでパッと思い浮かんだのは、
僕、いつもマスク2枚してるんですが、
「なんでマスク2枚してるんですか?」と聞かれると
「僕メチャクチャ、口臭いんですよ」と答えるんです。

浜崎:……(エッ?! やや戸惑いの表情)。

森田:みんな、今の浜崎さんみたいに 「えっ? マジなんかな?」みたいな表情になるんですよwww

浜崎:あ~そこから、マウスウォッシュ……

森田:そういうシーンも、そのままCMになると思うんです。
あとは、コロナ禍のネタにはなりますが、
上司の口の臭いが気になって、知らず知らずのうちにソーシャルディスタンスを
取っている部下のシーンが思い浮かんだり。

浜崎:そういう日常的なシーンの中から、商品を結びつける発想が大事なんですね。

森田:そうです。そして、面白いことを思いついた!
みたいに友達にLINEする感覚で、僕は企画を提案してます。
コピーライター的には邪道かもしれないけれど、僕はそういうスタイルです。

浜崎:<友達に伝える感覚>って、大事なキーワードだと思ったんですけど、 そうすると、言葉遣いが変わってきますよね? 硬くならないというか。

森田:柔らかい感じになるし、聴いている人も自然に言葉が入ってくるような。
友達がしゃべっているような感覚で聴こえてくるCMが、いいCMなんかな? と 僕は思っています。聴いてる人とCMとの距離感は、すごく大事にしながら作っているし、
そういう考え方で、みなさんも作ってみれば、作りやすいかなと思います

浜崎:CMってどれだけ印象に残るか? が、大事だと思うんですが、
言葉、音、音楽などの様々な要素がある中で、森田さんが一番重要視しているものは何ですか?

森田:僕は、間違いなく言葉です。
必要なければ、SE(効果音)とか、流れる音楽もいらないと思っていて、
会話劇とか、一人しゃべりでも、
十分シチュエーションや伝えたいことは伝わると思うので、
一番大切なものは、言葉かなと思います。

浜崎:その大切な言葉を今回リスナーの方々から募集することになりました!

森田:そうですね。
でも、そんなに難しく考えず、みなさんが商品を見て感じること、
思うことがあると思うので、それを言葉にする。
友達と、その商品についてどんな会話になっていったら面白くなるかな?
とか考えていったら、難しいことではないんじゃないかな?

浜崎:ラジオのリスナーさんってメッセージを送って下さるんですけど、
放送中にTwitterを使って、上手いツッコミをしてくる方も多いので、
きっと、言葉を使うのは上手な方が多いと思うんです。

森田:Twitterで上手いメッセージ書ける人は、絶対ラジオCMも書けますよ!

浜崎:ね! 私も楽しみ。

森田:20秒だと100文字くらいって言われていますけど、
その100文字で面白いことを考える、という発想でもいいかもしれません。

STEP1 ラジオCMコピーの基本は、商品の第一印象を友達に伝えるラフな感覚で!→ STEP2 面白いCMにするための5つのヒント → SETP3コピーライターを混ざす人へ

STEP2 面白いCMにするための5つのヒント

浜崎:NONIOマウスウォッシュ。
この商品は、毎日使う身近なモノですけど、
これを面白く伝えるには、どんな工夫が必要ですか?

ヒント①ポイントを絞る森田:この商品を使ってみよう! と思わせることが、一番大事なので、
どれだけ魅力的に商品が見えるか? という話になるんだけど、
ラジオCMという短い秒数の中で伝えられることは、
そんなに多くないはずです。
沢山言いたいことを伝えようとすると難しくなるので、
<キーワードを短くして伝える!>そういう工夫は大事かな。
例えば「お口の中をキレイにしますよ」なのか「お口の匂いを消せますよ!」なのか、
ポイントを絞ること!

浜崎:なるほど。それと、この商品の決めのコピー、
<いい息を、会うときまで。長時間口臭ケア・NONIOマウスウォッシユ>
なんですけど……。

森田:だったら、会うときまでにどうするか? という逆算をしていく。

浜崎:なるほど、この決められたワードから逆算して会話を作る。

森田:そういう方法もあります。
なので、さっきの僕のネタで行くと、
「僕がマスク2枚しているのは、口臭いからなんです」
            ・
            ・
            ・
いい息を、会うときまで。長時間口臭ケア・NONIOマウスウォッシユ

浜崎:お~!! できた!

森田:こういうパターンもアリってことです。
あんまりアレコレ言わないほうがいい場合もあるので。

ヒント2 決めコピーからの逆算浜崎:焦点を絞る! ですね。ポイントは、一つか二つ?

森田:ひとつ(キッパリ)!
面白いCMって、あとで誰かに説明しやすい。
例えば、「口が臭いから2枚マスクしてる話やで~」とか。
簡単に説明できる作品が、良いCMかなと思っているので、
そういう意味では焦点を一つに絞ることで、それを実現させる。
まあ、その一つに絞ることが、なかなか難しかったりするんですけどね。

浜崎:クライアントさんに「これも入れて下さい!」とか言われることもあるだろうし……。

森田:ありますwww

ヒント2 マネしたくなる言葉遊び浜崎:それから、私が印象に残るCMって、マネしたくなるCM、
何を言っているかはわからないけど、その言葉を子どもが覚えて、
ついマネて言ってしまうパターン。

森田:はい、それも一つの方法論!
NONIO(ノニオ)であれば、この商品名を使って言葉遊びをする。
「ノニヲ言うてんねん!」とか。
(何を言うてんねん! のイントネーションで)

浜崎:あっ! 早い! またできた!!(爆笑)

森田:いや、今メッチャ頭回転させて作りました。
きっとこういうパターンが、マネしたくなるCMの類になると思うんですけど、
クライアントさんがどこまで許してくれるかという点はあります……。

ヒント4 演出は自由な発想で!浜崎:あと、擬人化させたりするCMも増えた気がしますが……。

森田:擬人化はアリですね。どんな擬人化にするかが工夫のしどころですが。

浜崎:自分でこの商品にメロディをつけました! なんて作品も来ますかね?

森田:それもアリです!
もし、作って歌える方がいるんだったらオリジナルソングを作ってくれてもいいし、
♪♪NONIOで口の中がきれいになった~とか。
あと、最終仕上げとしては、書いたものを声に出して自分で読んでみて、
自分で確認したほうが良いかなと思います。

浜崎:それは、聴感上のチェック、それからタイミングのチェック?

ヒント5 声に出して読んでみる!森田:両方ですね。今も僕はコピー提出前に自分で読んで、
ここは面白くないなと思ったら直したりします。
確認はかなり大事なので、書いた作品を音にしてみる、
というのはけっこう大きなポイントです。

浜崎:確かに、声に出して読んでみると客観的にもなれそう。
ちなみに森田さんは、一つのCMに何パターンくらい書くんですか?

森田:僕、けっこう多く書きますね。出すかどうかは別にして。商品にもよるし、時と場合にもよるけど、
1本採用のところを10本書いたり。
依頼してくれた方が、選ぶのに困っているような顔を見るのも好きだし、
「ほ~、これもいいね」とか、「へぇ~こういう切り口もあるのか!」なんて
楽しんでもらってる感じを見るのも好きで、ついつい。

浜崎:そんなやり取りのあと、実際に採用されたCMを聴いて、
「お~これになったか!」なのか、それとも?「えっ?これ?」なのか、
どんな感じですか?

森田:「お~これになったか!」が多いかな?
まあ、嫌いじゃないからいいか、みたいな。

浜崎:そうやって生まれたCMから、森田さん数々の賞を受賞されてますが、
賞を狙ってCMを作っているというわけではないんですよね?
優秀作を狙うポイントとか、あるんですか?

森田:狙って獲れたらいいんですけど、獲れないんです(笑)。ただ、すべての仕事を、
賞を狙えるようなクオリティーで作るっていうのは意識してますね。
そこに加えて僕自身、
上から目線じゃなくて、身近なシーンから友達がしゃべっている感覚とか、
隣のおっちゃんがしゃべっている感覚・・・そんな近しい場所での話を作ることは、
意識しています。

浜崎:ラジオだとなおさらそうですよね。
このSkyrocket Companyも、リスナー社員の身近にある番組なので、
問いかけるようなキャッチ―なワードが出てくればいいな。

森田:本部長と秘書が、NONIOを見ながら、
面白い会話をしているシーンを思い浮かべながら作ってみるとか。
そういう発想で、スカロケ的なCMもアリだと思いますよ。

浜崎:それはスカロケに特化した面白いCMができそう!

森田:大体コピーを書く人って、普通にメールも面白いです。
なので、リスナーのみなさんも、いつもの素の感覚を大事にしながら。

浜崎:そうですよね! 気軽に沢山の人に参加してほしい、大喜利じゃないけど……。

森田:いや、大喜利でいいです!

STEP1 ラジオCMコピーの基本は、商品の第一印象を友達に伝えるラフな感覚で!→ STEP2 面白いCMにするための5つのヒント → SETP3コピーライターを混ざす人へ

SETP3コピーライターを混ざす人へ

浜崎:Skyrocket Companyは働く方を応援する、ラジオの中の会社ということで、
ときには、仕事について深堀りすることもありますが、
コピーライターって、どうやってなるんですか?

森田:免許がない仕事なので、コピーライターって名刺に書いたらコピーライターですwww
僕、就職活動のとき、「コピーライター志望」って書いた名刺を勝手に作って、
会社をまわっていたことがあったくらいですから。

浜崎:駅とかでコピーライターの講座のポスターをよく見かけますけど、
そういう講座で学ばなくてもなれるものですか?

森田:学んでも学ばなくても、広告を作る会社に入って、
コピーライターって言われればコピーライターだし(笑)。

浜崎:一番最初に世に出た自分の作品って、覚えてますか?

森田:覚えてます。
僕、ラジオCM書き始める前に、
グラフィック(ポスターなど)の広告(のコピー)を書いてたんですけど、
ある電機メーカーの、キャッチコピーという程カッコいいものじゃなくて、
ほんのちょこっとしたコピーだったんですけど、
新聞広告だったので、嬉しくて、その新聞を買って親に送って、みたいな……。

浜崎:いい話。あとに残るもの、人の心に残るものを作るって素敵ですよね。

森田:コピーライターの醍醐味ですね。

浜崎:リスナーには、コピーライターを目指してる方もいると思うんですけど、
その方に森田さんがアドバイスするとしたら?

森田:僕がアドバイスするなんておこがましいんですが、
大きい広告代理店に就職してコピーライターになる人もいれば、
僕みたいに、小さな制作会社でコピーライターになる方法もあるし、
どちらが自分に向いているかを、見極めたほうがいいかな? とは思います。この仕事で出会う人は素敵な人が多くて(放送業界も一緒だとは思いますけど)
みんな一生懸命、広告作るために楽しく悩んでいます。
僕も会社に入って、コピーを作り始めた最初の頃は、
「クリエイティブな仕事やな~」とか思っていたんですけど、
15年くらい仕事してきて最近思うのは、
人と人とのコミュニケーションの中で、
「これを書いたら喜んでくれるんじゃないかな」とか、
「こういうことを言いたいのかな?」ということをコピー化しているだけで、
世間が思っている程、そんなに特殊な仕事じゃないのかな? とも思います。
相手に想いを伝える仕事、というのはどの職種でも同じだと思うので。

浜崎:森田さんがコピーライターを志したきっかけになった出会いの作品、
あるいはきっかけになった出来事とかあるんですか?

森田:もともとラジオのCMが好きだったんです。
でも、CMを作る側になるとは思っていなかったんですけど、
たまたま友達が広告関係の仕事に就いて、「楽しそうやな、僕もやりたいな」と思ったのがきっかけ。
テレビのCMとかも好きだったんですけど、
広告業界への入り方がわからなくて、いろいろ探っていくうちに、
コピーライターの養成講座に行くことになり、
コピーライター志望の名刺作って配りまくり、そして今、みたいな流れです。

浜崎:なるほど。例えば、現在違う仕事をしていても、
そういうスタイルでコピーライターを目指すこともできるということですね。

森田:そうです。強調しておきたいのは、ホントに楽しい仕事なので、
向いてる人にとっては、とても楽しい仕事です。
朝起きて「嫌やな~」と思うことが、僕は、あんまりないです。
この仕事始めて毎日「さあ、頑張ろう」と思えるので。

浜崎:いいですね。
何も言葉が出てこない! どうしよう?! なんてときは、未だかつてないんですか?

森田:ないです。「はよ寝たい!」とか思うときはあっても、
言葉が出てこないときは、僕は今までないです。
ただ、出てくるだけで面白くないことがほとんどですが(笑)。

浜崎:湧き出る泉ですね!

森田:ラジオCMを作るにも、出演者に会う、エンジニアさんに会う、
クライアントさんに会う、代理店の人に会う、そんな風に毎回毎回いろんな人に会えるし、その中で再会したりしなかったり、ずっと同じメンバーで仕事するわけでもなく、いいサイクルで仕事ができて楽しいです。

浜崎:職業病ってあります?
例えば頼まれたわけでもなく、新商品を見たら頭の中でコピー考える、とか?

森田:キャッチコピーを思い浮かべる、ということではないけど、
さっき言ったみたいに、商品を見た瞬間、
「ノニヲ言うてんねん!」みたいな言葉遊びを、つい思ってしまうことはあります。

浜崎:やっぱり、頭の回転が速くないと!

森田:いや、だけど、番組の放送作家さんのほうが頭の回転は速いと思います。
実は最初、僕は放送作家さんに憧れていたことがあるんですけど、元放送作家の方に
「森田君の頭の回転や反射神経なら、コピーライターのほうが良い」って言われました。
「なんでですか?」と聞いたら、
「コピーライターは一晩考えられる」って言われました。
「ちょっと時間をおいて面白いこと言うから、そっち方面で頑張り~」って
言われて、妙に納得してしまいました。

浜崎:へぇ~、しっくりきたんですね!

森田:はい。なので、いつも困ると「すいません、明日まで待って下さい」って。
締め切りを伸ばしてもらってます(笑)。

浜崎:今回のNONIOマウスウォッシュ、どんなコピーが届くのか、すごく楽しみです。
この番組は学生さん、働くみなさん、主婦のみなさん、など若い方から上の世代の方までリスナー層が厚いので、
森田さんが、悔しくなるコピーが届く可能性もありますね~。

森田:そうですね。ぜひぜひ、制作楽しみです。

浜崎:みなさんから届いたものを森田さんからアドバイス頂きながら、
番組にもご出演頂き、審査委員長として選考もしていただく。

森田:エラソーにすんません!!

浜崎:Skyrocket Company CMクリエイティ部の初の試み!
リスナー社員と一緒に作るラジオCM作りのいろんなヒントを伺ってきましたが、
最後の質問。
音楽とか映画にもトレンドがあるんですけど、
ラジオ・オーディオCMとかのトレンドってありますか?

森田:多分、ないです。
でもトレンドじゃないかもしれませんが、カジュアルなラジオCMがここ数年増えました。
かつては、高尚なものが多かった気がします。
特に、車とか時計とかお酒とか、ラグジュアリーなものは、
そういう感じが多かったけど、
最近はそういう業種や世界でもカジュアルなものが増えてきたので、
クライアントさんが、ラジオCMを身近なものだと思ってくれて、
良い傾向だな、と思います。

浜崎:じゃあ、みんなトレンドとか気にせず、気軽に。
優勝者にはAmazonギフト券5万円分が出ます!!

森田:賞を獲ったら履歴書にも名刺にも書けるし、
就職活動をしていたら、僕は絶対、応募しますね!

浜崎:みなさん、沢山のご応募お待ちしてます!!

森田一成(もりたかずなり)プロフィール

株式会社ビッグフェイス コピーライター・ディレクター・代表取締役 コピーライターとしての受賞歴:
ACCゴールド(2016・2015・2012)/TCC新人賞(2014)/ACCクラフトプランナー賞(2017)/ACCクラフトディレクター賞(2017・2012)/ギャラクシー賞 選奨(2020・2018)/ギャラクシー賞 奨励賞(2018)/ACCシルバー(2020・2017・2016・2013)など多数

CMコピー例はこちら

NONIO ラジオCM 40秒 彼女の苦しみ編

女:もうあなたと一緒にいると、苦しいの。(苦しそうに)

男:ごめんな。もう君を苦しめないって約束するよ。

女:うっ

男:浮気はもう2度としない

女:ううっ

男:突然の仕事より、君との記念日を優先するよ。

女:ううう〜

男:タバコもギャンブルも隠れてコソコソしないから!

女:うううう〜〜

男:どんなときも君の一番近くにいるから!!!(声が近づく)

女:ううううううううう・・・

SE:バタッと女性が倒れる音

男:どうした?どうしたんだ!!さゆり!さゆりーーーー!

Na:口臭で大事な人を苦しめる前に。

長時間口臭ケア NONIOマウスウォッシュ

NONIO ラジオCM 60秒 心の声編

SE:カフェの環境音

女:え、これ彼氏?…いい人そうだね!

女性Naによる心の声:私のタイプじゃないな

SE:オフィスの環境音

男:そうですね、そちらの案も…前向きに検討します。

男性Naによる心の声:絶対やりません

SE:アパレルショップの環境音

女:ねぇ…この服どう思う?

女性Naによる心の声:意見はいらない。いいねと言って?

SE:オフィスの環境音

男:おう田中、ちょっと一杯だけ、飲んでこうぜ?

男性Naによる心の声:俺は終電まで飲みたいぞ。

女性:すみません…明日の朝の資料まだ終わってなくて…

女性Naによる心の声:暇だけど部長とは飲みたくありません

SE:ムーディーな音楽

女:キスはさ・・・また今度にとっとこ?

女性Naによる心の声:今日君のお口、臭ってるよ。

SE:マウスウォッシュを使う音

♪(音楽)〜

男性Na:誰も言ってくれないことこそ、
自分でしっかりケアしたい。

長時間口臭ケア NONIOマウスウォッシュ

商品紹介

口臭化学からうまれた NONIO NONIOハミガキ NONIOマウスウォッシュ
NONIO公式サイトへ